編み物

編み物

一本の細い糸が、自分の手の中でみるみるうちに「形」へと変わっていく——。編み物は、そんな魔法のような変化を肌で感じられる趣味です。

ふんわりとした毛糸の感触や、リズムよく動く針の音に包まれながら少しずつ編み地が育っていく様子を見るのは、何にも代えがたい喜びがあります。

ただ買うだけでは味わえない、作り手だけの特権である「ワクワク感」と、完成した時の圧倒的な「達成感」。既製品にはない、世界にひとつだけの温もりを自分の手で紡ぎ出してみませんか?

編み物

編み物毛糸

糸と針が生み出す無限の世界

編み物の基本は、1本の糸と針を使ってループを作り、それを絡ませながら形を作っていくことです。たったそれだけの作業ですが、編み方や糸の種類を変えるだけで、ふんわりとしたセーターからしっかりしたバッグ、繊細なレースまで、ありとあらゆるものが作れてしまうんです。

最近では、オーガニックコットンや極太のウール、リサイクル素材のヤーンなど、糸の種類も驚くほど豊富。手芸店に行くと、色とりどりの毛糸が壁一面に並んでいて、それを見ているだけでもワクワクしてきますよ。まさに、想像力を形にするクリエイティブな趣味なんです。

棒針とかぎ針、どっちを選ぶ?

大きく分けて、編み物には「棒針編み」と「かぎ針編み」の2種類がメジャーです。

棒針編み

2本の長い針を使い、伸縮性のある柔らかい編地ができるのが特徴。マフラーやセーターなど、身につけるものを作るのに向いています。

かぎ針編み

先端にフックがついた針1本を使います。こちらは編地がしっかりしていて形が崩れにくいので、バッグや帽子、あみぐるみ、コースターなどの小物作りにぴったり。

初心者は、編み目がわかりやすく修正もしやすい「かぎ針編み」から入る人が多いかもしれませんね。

世代を超えて愛される理由

編み物が長く愛され続けているのは、完成した時の喜びはもちろん、作っているプロセス自体が楽しいからでしょう。単純な作業の繰り返しに見えますが、少しずつ形になっていく様子を見るのは達成感がありますし、間違えてもほどいてやり直せるという「失敗への寛容さ」も魅力の一つ。

また、特別な場所に行かなくても、自宅のソファやカフェ、移動中の電車など、ちょっとしたスペースがあれば楽しめるのも人気の秘密。一人で黙々と集中するもよし、編み物サークルでお喋りしながら手を動かすもよし。自分のペースで楽しめるのが嬉しいポイントです。

編み物の魅力

編み物

究極の「脳のヨガ」でリラックス

編み物には「マインドフルネス」の効果があると言われています。リズミカルに手を動かし、編み目を数えることに集中していると、自然と雑念が消えていき、脳が瞑想状態に近いリラックスモードに入るんです。海外では「編み物は新しいヨガ」なんて呼ばれることもあるほど。

仕事や人間関係でストレスが溜まっている時こそ、スマホを置いて編み針を握ってみてください。ふわふわの毛糸の感触に癒やされながら無心で手を動かすことで、心がすーっと整っていくのを感じられるはず。メンタルケアとしても非常に優秀な趣味なんですよ。

世界に一つだけの「愛着」を手にする

既製品のニットも素敵ですが、自分で選んだ色、自分で選んだ素材、そして自分の手で時間をかけて編んだアイテムには、他には代えがたい特別な愛着が湧きます。「サイズがちょっと合わないな」「この色もっとこうだったらいいのに」という悩みも、ハンドメイドなら解決済み。自分好みにカスタマイズし放題です。

また、大切な誰かを想って編む時間も幸せなもの。手編みのマフラーや小物は、作り手の温もりがダイレクトに伝わる最高のギフトになります。完成した瞬間の「できた!」という感動と、それを身につける喜びは、一度味わうと病みつきになってしまうかもしれません。

いつでもどこでも、隙間時間が充実に

編み物の素晴らしいところは、道具がコンパクトで持ち運びやすいこと。大きな道具や電源は必要ないので、テレビを見ながら、煮込み料理を待ちながら、あるいは待ち合わせのちょっとした時間でも、サッと取り出して進めることができます。

「忙しくて趣味の時間なんて取れない」という人こそ、編み物はおすすめ。1日1段、いや数目編むだけでも確実に前進します。積み重ねた時間が目に見える形で残っていくので、「今日は何もしなかったな」と落ち込むことも減り、毎日の隙間時間が充実した「クリエイティブな時間」に早変わりしますよ。

編み物のはじめ方

まずは100円ショップへGO!

「道具を揃えるのが大変そう…」と心配する必要はありません。実は、ダイソーやセリアなどの100円ショップの手芸コーナーが驚くほど充実しているんです。初心者向けの太めの毛糸から、使いやすいプラスチック製の針まで、数百円あれば初期装備が整います。

最初は高価な道具を買わず、100均の道具で「編む感触」を試してみるのが賢いスタート。もし自分に合っているなと思ったら、手芸専門店(ユザワヤやオカダヤなど)で、長く使える良い道具や質の高い毛糸にステップアップしていくのがおすすめです。

  • 初心者は並太〜極太の毛糸それに合った号数の針をチェック
  • 費用の目安は300円〜500円くらい(毛糸2玉+針)
  • 最初は編み目が見やすい明るい色の毛糸を選ぼう

動画なら自分のペースで先生が見つかる

編み物の教科書は、今やYouTubeが最強です。「編み物 初心者 マフラー」や「かぎ針編み コースター」などで検索すると、手元をアップにしてゆっくり解説してくれる動画がたくさん出てきます。本だけでは分かりにくい針の動きも、動画なら一目瞭然!

わからないところは何度でも巻き戻して確認できますし、再生速度を落としてじっくり見ることも可能。まるでマンツーマンの教室に通っているような感覚で学べます。「mokao」さんや「happyknittingmama」さんなど、人気の編み物系YouTuberさんの動画はとてもわかりやすいですよ。

  • YouTubeで「初心者 編み物 小物」と検索
  • 初心者向けキットなら「フェリシモ」の「クチュリエ」も人気
  • 本派の人は「はじめての〇〇」シリーズがおすすめ

挫折しないための「スモールステップ」

いきなり大作のセーターに挑戦するのは、挫折の元です。まずは、コースターやアクリルたわし(エコたわし)のような、四角く編むだけの小さな作品から始めましょう。これなら数時間で完成しますし、すぐに使えるので達成感もひとしおです。

最初は目が不揃いでも気にしないこと。「ハンドメイドの味」として楽しんでください。小さな成功体験を積み重ねていくことで、自然と技術も向上していきます。慣れてきたら帽子、マフラーと徐々にレベルアップしていきましょう!

  • 最初の目標は「四角いコースター」「アクリルたわし」
  • 1日10分でもOK!毎日少しずつ触れるのが上達のコツ
  • 失敗しても「ほどけば元通り」と気楽に考える

まとめ

編み物は、ただの「手作業」ではなく、心を整え、暮らしを豊かにしてくれる素敵な魔法です。お気に入りの音楽を聴きながら、温かいお茶を片手に毛糸と戯れる時間は、毎日の生活に彩りと安らぎを与えてくれますよ。

まずは100円ショップで、直感で「好き!」と思った色の毛糸を1玉手に取ってみてください。そこからあなたの新しいクリエイティブな毎日が始まります。さあ、今年の冬は自分で編んだ温もりを身にまとってみませんか?

何を揃えたらいい?道具選びに困ったら

ハンドメイドを始めたいけど「何から揃えればいいか分からない」という初心者さんには、必要な道具と教材が丸ごとセットで届くPBアカデミーがおすすめ。届いたその日からすぐに始められます。楽しみながら技術が身につき、一生モノの趣味になりますよ。