少しずつ形になる楽しみ

少しずつ形になる楽しみ

ベビーグッズを手作りで

毛糸でできたふわふわの可愛いベビーグッズ。 自分の手作りを我が子に着せられたら最高だなあ、というか「素敵なママ」だなあというすこし不純な気持ちも抱きつつ、子供ができたことをきっかけに編み物に興味を持ち始めました。

書店にて初心者向けの本を探す中で、かぎ針編みでベビーグッズが作れるという本を手に取りました。 編み物にはいくつか種類がありますが、手先があまり器用ではない私。 棒は1本のほうがやりやすいかな?などと安直に考えてもいました。

手芸店に行ってみると膨大な種類の毛糸玉。 使う道具もとりあえずかぎ針1本とはいうものの、サイズや種類がたくさんあって、どの1本を選べばいいのか悩んでしまうほどの幅広さに驚いてしまいました。

思っていたより出来ない自分

参考書を見てみると、かぎ針の太さと毛糸の太さ、作りたいものの目の細かさが合っていないといけないとのことで、いちばん汎用的なサイズを選びスタートしてみました。

大きな写真とイラストをみながら一つ一つ目を作ってみる…。 編み方もいろいろな種類がありますが、難しい編み方でもなんでもないものがお手本通りにいかない! 想像以上の自分の不器用さに頭が痛い…。

しかし便利な世の中、静止画よりも動画のほうがきっとわかりやすいと思い動画サイトを開いてみると、たくさんの編み物講座がありました。 あえて太い針と太い毛糸で見やすくしてくれている動画もあり、わかりやすくなっていました。

参考書と動画サイトを参考にしながら、なんとか基本的な編み方を習得していきました。

もはや中毒!とにかく楽しい

不恰好ながらも、これから生まれてくる子供を想って作る小さな手袋や帽子。 どうしても見本のようなきっちとした形にはならず、目の大きさも不安定で縁もガタガタ。 それでも、かぎ針を動かして少しずつ形になっていく様子に夢中になっていきました。

とりあえずの目標だったベビーグッズを作り終えると、編み物の道具を入れるケースや簡単なアクセサリー、レース風のショールなど色々と作りたいものが広がっていき、ますます楽しくなってきました。

しまいには家で空き時間に作るだけでは飽き足らず、職場にも道具を持ち込んで休憩時間に編み進めるほどのめり込むほどになりました。

単調な作業がとにかく楽しくてたまらなくなってしまいました。

いずれ大きな作品に

たくさん作りたいものがありますが、なかなか根気が続かない私。 軽く肩に掛けるショールが最大の大きさで、それ以上大きいものはまだ作ったことがありません。 編み目ははじめに比べたら随分と整うようになってはきましたが、それでも大きいものになるとだんだんといびつになってしまい途中で投げ出してしまっていました。

でも、パッチワークのように小さなモチーフをつなぎ合わせた物はどうかと勧められ、それならできそう!と挑戦してみることにしました。 10cm程度の正方形をたくさん作り、ブランケットやソファカバーにしたいなと思い奮闘中です。

でもいずれは、作品!と呼べるような出来栄えの、できればオリジナルの物を作れるようになりたいなあと思います。

手軽に始められます!

かぎ針編みは毛糸と1本のかぎ針があればどこでもできる楽しい趣味だと思います。 ひとつひとつ目を編んでいく作業は、完成まで時間もかかるしなかなか進まないことにもどかしさを感じると言われたこともあります。 でも、そのひとつずつ目を作っていく作業がとにかく楽しくて、夢中になれる時間でもあります。

作りたい物にもよりますが、太い毛糸と太い針で編めばどんどん編み進められますし、毛糸自体がカラフルなものを使えば複雑な色合いも簡単に出せますよ!

私はまだまだ小物作りで精一杯ですが、上手な方はかぎ針でセーターやベストなども作っていて、とても憧れます。

ハンドメイドが好きな方は、とくに毛糸で作った優しい風合いの魅力を知ってもらいたいなと思います。

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