編み物と私
はじめたきっかけは、東北の震災でした。母がチャリティーバザーに出品することになり、そこに私も参加させてもらいました。「お金をあまりかけずに」が出品の条件でしたので、母と相談をして、家にあるもので手作りをすることになりました。
しかし、通知表で家庭科は常に「1」か「2」をもらっていた不用な私。チャリティーバザーに参加したいけど、作れるものがあるのかと思っていました。そんな私にでも出来そうなことと、すすめてくれたことが、かぎ針でアクリルタワシを編むことでした。これが、不器用な私が編み物を始めたきっかけです。
本で学びました
はじめは本を見ながら母に教えてもらいました。基礎的なことは母に習い、後は独学で学びました。
編み物を始めてから気づいたのですが、本屋や図書館へ行くと編み物の本は種類が豊富にあります。セーターや靴下などの編み図がメインとなる本(作品を作ることを目的とした本)もあれば、基礎的なこと(かぎ針や棒針の持ち方や毛糸の掛け方など)が丁寧に記載されている本もあるので、はじめから独学で学ぶことも出来ると思います。
ですので、どなたでも、気軽にはじめられるのではないかと思います。
達成感と愛着
やはり、作品が完成した時の達成感です。大きい物を作るときは時間もかかるので、より達成感が得られます。イメージ通りに作品が出来たときはもちろん嬉しいのですが、多少、下手でもゆがんでいたとしても、作品には愛着が湧きます。
私は、不器用なうえに飽き性で、今まで何も続かなかったのですが、編み物は途中で中断ができ、好きなときにまた途中からはじめられることができるので、負担にならずに長く続いているのだと思います。
これからの展望
現在は、家族や自分、友達へのプレゼントのために作品を作っていますが、いつかは、販売をしてみたいと思います。ネットの手作りサイトや委託など、様々な販売方法がありますが、私は、手作りイベントでの販売を考えています。
自分の作品を手に取ってくれた方がどのような方なのか、直接お話しをしてみたいと思います。いい意見も悪い意見も、次に作る作品に活かすことが出来たらいいなと思っています。
また、イベントに出店している他の方と交流をして、手作り友達を増やしたいです。
編み物の魅力
編み物の最大の魅力は、自由であることだと思います。私は、不器用なので、どんなに本で調べても誰かに教えてもらっても、難しい編み方を再現できないことがあります。そのような時は、編み図通りではなく、自分の知っている簡単な編み方に変えてしまいます。
例えば、バッグを編んでいるのであれば、どのような過程であれ、最後にバッグになればいいのです。編み図が難しくてつまずいてしまう方もいらっしゃると思いますが、編み図通りではなくても、自由に楽しく編むことが大切だと思います。
編み物の体験談
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