大好きな本の世界
家の本棚から広がる
小さい頃から大好きだった本。一番記憶に残っているのは両親が買ってくれていて、いつの間にか本棚に入っていたレイモンド・ブリッグズの「さむがりやのサンタ」というイギリスの絵本です。 気むずかしやだけど、本当は心の優しいサンタさんのクリスマスの1日のお話を何度も何度も読み返したことを覚えています。
本が好きだった両親が本棚にたくさんの本を揃えていてくれたことが、私が最初に本にはまり込むきっかけでした。歴史、小説、図鑑など、家にある本という本は手当たり次第読んだことを覚えています。
図書館へ入り浸り
学校に入る頃になると、今度は図書館に入り浸りました。どの本を借りても無料で読み放題という夢のような場所。私の住んでいた市の図書館では1人10冊まで本を借りることができましたが、母親のカードも借りて、毎週20冊の本を借りて読んでいました。借りた本を自転車のカゴいっぱいにつめこんで、一生懸命立ち漕ぎして、図書館と家を行き来していました。
特にシリーズの本や同じ著者の本を一気に読むのが好きで、寺村輝夫さんの「ぼくは王さま」シリーズや、少し成長してからは星新一さんのショートショートなどをよく読みました。
様々な世界を知ることができる
お金や時間をかけずに様々なことを知ることができる本は、わたしの世界をとても広げてくれました。
今は旅行が好きな私ですが、いろいろな国を旅するようになったのもバックパッカー御用達の超有名書、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んでからです。 沢木さんと一緒に手に汗握り、マカオのカジノや、場末のゲストハウスにいるような気持ちで、はらはらして読み進めたことを今でも覚えています。
実際には飛び込むのが怖い世界も、本の世界では誰かが経験してくれているもの。 知らない世界をこんなに手軽に追体験させてくれる本、というものはすごい発明だな、と思っています。
電子書籍でさらに便利に
私がこれからチャレンジしたいと思っているのは、電子書籍でさらに本を読むことです。 「本は紙でなくちゃ」と思い込んでいましたが、一度Kindleという電子書籍リーダーを使って本を読んでみたところ、その便利さに驚きました。
重くなく、どこでも持ち運べて、漫画でも小説でも何冊でも入れることができ、旅行にも便利です。 これからは電子書籍もどんどん活用して読みたいと思います。
また読むだけでなく、Amazonへレビューを書くことなどによって、読書の中身を自分なりにまとめ、アウトプットする機会を作りたいと思っています。
本を読めることの嬉しさ
日本人である自分が、日本語で読める本がたくさんあり、無料で読める環境もある、ということは、本当にありがたく嬉しいことだな、と感じます。
海外に行くと、地域によっては日本ほど本屋がないこともありますし、本があっても英語版のみで母国語のものは少ない、というところも多いです。 小さな頃から活字に触れ合い、世界を広げ、様々なことに興味を持つことができるのは本当に素敵なことだと思います。
これからも、もっと本を読んでいきたいと思います。
読書の体験談
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