ファイナンシャルプランナー
金融機関で営業や窓口の人からもらった名刺に、「ファイナンシャルプランナー」という資格が書いているのを見たことはありませんか?
「ファイナンシャル」ということで、お金に関わる資格ということはなんとなく分かります。 しかし、詳しくはどういったものなのでしょうか?
資格を取ったら何ができるの?誰でも取れる?どういった勉強をしたらいいの?
ファイナンシャルプランナー資格の取得についてご紹介します。
ファイナンシャルプランナーとは?
お金のスペシャリストです!
ファイナンシャルプランナー(以下FPとします)は、運用・投資の相談業務、最適な保険の案内、そして、家計のアドバイスまで行う、お金のスペシャリストです。
身近なところでは、銀行や証券会社の窓口、保険代理店・ショップなどで、投資や保険の相談に乗ってもらえます。
また、FP自身が持つFP事務所では、投資・貯蓄からローンのことまで、家計に関わるあらゆることを総合的にアドバイスするサービスもあるようです。
どのような人たちに人気の資格?
金融機関にお勤めの人たちには人気が高い資格です。 お客様からの質問に的確にアドバイスできるために取得しています。 また、会社によっては、FP資格取得を昇格や昇給の条件としているところも。
そして、金融機関に就職を希望する学生さんたちにも取得する人が増えているそうです。 級によっては受験に実務経験が必要ないので、時間のある学生時代に取っておこうと考えている人もいるのかもしれませんね。
お金や家計に興味のある主婦(夫)の方々にも受験者が多いようです。 FP資格の勉強をすることで、計画的にお金を貯められるようになるでしょう。
FP資格の種類はいくつあるの?
FP資格は、1~3級まであります。 金融機関に数年勤めた経験があると2級からの受験が可能ですが、全くない場合は3級から受験することになります。
ただし、協会が認めた研修を修了した場合は2級の受験から始めることもできます。 3級を飛ばして2級から受けたい人は、通信教育や専門学校でFP資格試験講座を受講する際に、協会に認定されている講座かどうかを確認してみるとよいでしょう。
FP試験の難易度
一番難しい1級で、学科試験の合格率は毎回10%程度です。(一般社団法人 金融財政事情研究会HPより) 2級、3級になると合格率は多少上がりますが、それでも簡単な試験ではありません。 受験のための勉強は必要になります。
ファイナンシャルプランナー資格の魅力
経済・金融に詳しくなれます
金融関連の仕事をしていなくても、必ずどこかでお金と関わることがありますよね。
貯蓄や投資を検討する際には、銀行・証券会社の担当者から様々な種類の商品を勧められると思います。 そんな時、FP資格を持っているとチェックするポイントが分かり、よりよい商品を見つけることができるようになります。 また、自宅を購入する場合も同様です。
住宅ローンの金利動向や各社ローンの長短所を把握できるので、自分に合ったものを見つけられるでしょう。 不動産投資に活かすこともできますね。
顧客満足度UPに繋がります
金融機関にお勤めの人ならば、必ずといっていいほど取っておきたい資格です。
「投資」と一言に言っても、お客様は「不動産」「株式」「投資信託」等、様々なところへの資金投入を望んでいるかもしれません。 お客様から投資の相談をされる時に、あなたの勤めている会社の商品だけではなく、色々な商品の話ができるとお客様への説得力が格段に違ってきます。
様々な視点からアドバイスできるならば、お客様もきっと満足してくれるはずです。
就職活動に有利になります
就職活動をする学生さんにとって一番不安な事は、「自分の満足できる就職先に入れるか」だといっても過言ではないと思います。 もしFP資格を持っているとしたら、採用担当者の見る目も変わり、就職活動にも有利になります。
資格取得には、根気強く勉強することが必要です。 あなたが頑張っていることや金融知識を持っているというアピールにもなります。
金融機関に就職しないとしても、企業の財務・経理担当を希望するならば、かなりお勧めの資格ですよ。
FP資格を取得しよう!
FP資格取得を目指す人が学ぶ方法ですが、ほとんどの人が「通信教育」「専門学校・カルチャースクール」「参考書での独学」のいずれかを選んでいます。
通信教育で学ぶ
まず、通信教育ですが、受講料は50,000円台~、受講期間は半年程度のところが多いようです。 課題の提出・添削だけでなく、DVDやパソコン・スマートフォンで講義を見ることができる講座もあります。
専門学校・カルチャースクールで学ぶ
専門学校・カルチャースクールですが、受講料が60,000円台~となっています。 費用はかかりますが、分からないところがある場合は、その場で講師に確認できるのが大きな魅力です。 また、試験対策模試や特別講座など、合格率を上げるために様々な工夫をしている学校もあります。
独学で学ぶ
最後に参考書での独学ですが、こちらは自分に合った本を探してきて勉強することになります。 費用は非常に安く済みますが、全て自分で進めないといけないため、意志の強さが必要です。 独学は金融用語等がある程度分かる人向きの勉強方法かもしれません。
勉強にかけられる時間や予算は人それぞれです。自分に合った勉強方法を見つけてくださいね。
FP資格は取っておいて損のない資格です
FP資格は金融機関勤務の人のためだけの資格と思われがちですが、全くそんなことはありません。 学生から年金生活の方まで幅広い年齢層の人が受験しています。
資格取得のための勉強の中には、投資や貯蓄、保険の知識を養うものもあります。 それらは、実際に自分が株式投資や住宅購入、生命保険の加入を検討する時にも非常に役に立つはずです。
興味を持ったら、ぜひ一歩踏み出してみませんか?
ファイナンシャルプランナーの体験談
FP資格で貯蓄だけでなく転職にも成功しました
(福岡県 40代 女性 )
勤めていた会社でFP資格が必須になったので、取得に向けての勉強を始めました。 教材は会社から指定されたもの ...