ワインエキスパート
ワインブームと共にワイン人気はどんどん高まってきています。普段からワインを楽しまれている方も多いかもしれませんね。
でも、ただワインを飲むだけではもったいない!「ワインエキスパート」という資格があるのをご存知でしょうか?
ワインの資格というと、敷居が高いように感じるかもしれませんが、実はこの資格、趣味としてワインを始められた方が目指すのに最適な資格なんです!
そんなワインエキスパートの魅力をご紹介します。
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ワインエキスパートとは
どんな資格なの?
ワインエキスパートとは、日本ソムリエ協会(J.S.A.)が実施している資格で、年齢20歳以上の一般のワイン愛好家を対象にしているワイン・お酒の知識を問う試験です。年齢のほかには受験資格はありませんので、どなたでも気軽に受験できます。
ワインというとソムリエを想像される方もいらっしゃるかもしれませんね。 ソムリエを受験するためには、3年以上(日本ソムリエ協会の会員歴が2年以上ある方は2年以上)アルコール飲料を扱う業務を経験し、一次試験日においても従事していることが必要になります。
どんな試験なの?
ワインエキスパートは愛好家向けの資格ですが、試験はソムリエ試験と同じレベルです。 一次試験の筆記ではソムリエの試験問題との共通問題も多く、また二次試験のテイスティングで出題されるお酒の難易度もほとんど変わりません。
試験は年に一度実施され、筆記の一次試験とテイスティングの二次試験からなります。 通常一次試験は8月に、二次試験は9月に行われます。
どんな知識が必要?
筆記試験に合格するためには、ブドウの栽培法やワインの醸造法、また世界のワイン産地やワインと料理の組み合わせなど、主にワインに関する知識が必要です。さらに食中毒や公衆衛生などに関する問題が含まれることもあります。
また、テイスティング試験ではグラスに注がれているお酒が何かを推測しなければいけません。
ワインエキスパートというといかにもワインにだけ詳しいような名前の資格ですが、ワインはもちろん、ウイスキー等の蒸留酒やリキュールなど幅広いジャンルのお酒が問われます。
ワインエキスパートの魅力
ワインがますます楽しくなる
ワインのエチケット(ラベル)が正しく読めるようになります。 手に取ったワインがどこで、どんなブドウを使って、どのように作られたワインであるのかが一目でわかるようになります。 知識が増えることで、ワイン選びが楽しくなりますよ!
またワインに合わせて料理のメニューを決めたり、レストランでソムリエとの会話が弾んだりと、食事の席での楽しみ方も増えていくでしょう。
就職や転職に有利
ワインエキスパートを取得することは、ワインやその他のお酒の正しい知識を持ち合わせている事の証明になります。 そのためレストランやホテルなどの飲食業、ワインショップやインポーターなどの就職や転職が有利になることがあります。 また、職種によって時給アップの可能性もあります。
これからワイン関連の仕事に就きたいと考えている方や、実務経験の短いソムリエ見習いの方には持ってこいの資格と言えますね。
ブドウバッチがもらえる
ワインエキスパート試験に合格して所定の認定登録手続きを行うと、認定証と共に金色に輝くブドウバッチが届きます。 よくソムリエが胸につけているあのバッチと全く同じ形のものです。
ワインエキスパートの場合は、表面には『Sommelier』ではなく『Wine Expert』と書かれています。 また、裏面には自分のシリアル番号も刻印されています。
このバッチを手に入れると、達成感はひとしおですよ!
ワインエキスパートを取得しよう!
ワインスクールで学ぶ
ワインスクールに通って学習する場合は、効率よく勉強ができ、仲間と励まし合いながら切磋琢磨しあう事ができます。 また気の合うワイン仲間を見つけられるかもしれません。
ワインスクールの受験対策講座にかかる費用は大体15万〜20万円です。 体験無料レッスンを実施しているスクールが多いので、まずはそれを受けてみることをオススメします。
独学で学ぶ
またワインエキスパート取得に向けて、自分で教材テキストを購入し独学で勉強を進めることも可能です。 独学のメリットはコストが最小限に抑えられ、自分のペースで勉強を進められる点です。
またインターネットの無料対策講座などを利用しながら、勉強を進めるのもいいと思います。
必要な物は?
筆記試験は協会が発行する「日本ソムリエ協会教本 」から出題されるので、まずは教本を手に入れましょう。 ワイン法が改正されたり、内容が変更されたりする場合がありますので、必ず最新版を手に入れることが重要です。
またワイン雑誌やワイン本などを利用して、日々楽しみながら知識を増やしていくこともオススメですよ。
まとめ
ワインエキスパートは、ワイン愛好家のための資格とはいえ出題範囲は広く、合格率は 40%前後と簡単な資格ではありません。 しかし、きちんと勉強していれば十分に合格できます。
ワインエキスパートを取得して、楽しくて奥深いワインの世界を覗いてみませんか?