自分も人も幸せになれる

自分も人も幸せになれる

私がハンドメイドを始めたきっかけは高校生の頃にさかのぼります。

私の通っていた高校は体育祭で応援団が着る衣装を衣装係の生徒が作り、本番にその衣装を着て踊るというのが伝統でした。高校1年生の時、私は友人に「かっこいい先輩たちと仲良くなれるチャンスだよ!」と誘われて衣装係をやることになりました。

応援団の人たちが自分の着たい衣装を絵に描いて持ってきたものを作りました。その時はまだ衣装係の先輩の手伝い程度でしたが、渡されたデザインに近いものがどんどんと出来上がり、それに楽しさを覚えました。

それから私は3年間通して衣装係をやることとなりました。また、その頃は古着ブームで、リメイク等が流行しており、衣装係の経験もあったので、「自分の服もリメイクしてみよう!」と思い、手持ちのデニムに穴をあけてみたり、母や父からもらった古着をリメイクしたりするようになりました。

研究の日々・・・

素人であったので、最初はどのようにして良いのか全くわかりませんでした。購入していた古着雑誌に簡単なリメイクの方法が載っていたので雑誌を見ながらデニムのダメージ加工をしてみたのがスタートでした。最初は練習だ!と思い、もう履かないジーンズにあちこち切ったり、布を縫い付けてみたりしました。

また、服はどのような形の布でできているのだろうと思い、着なくなった服やズボンを解体し、布の形を確認したりしていました。元々母が手芸好きだったこともあり、自宅には何冊かハンドメイドの本があったので、それを見ながら人形の洋服を作ってみたりもしました。

衣装賞を受賞!!

高校3年の時の体育祭でも衣装係をしました。頼まれたデザインをもとに、どうやったらこの衣装を形にできるかを考えながら仕上げていきました。無事に衣装が完成し、体育祭本番には私たちのクラスは衣装賞を受賞することができました。応援団のみんなからもすごく感謝され、喜びを感じました。

その後社会人になり結婚、現在2人の子供がおりますが、子供の保育園の絵本バッグやハンカチポシェットなどを苦痛なくすぐに作ることができるようになったことです。

ハンドメイドの楽しさを伝えたい

現在二人いる子供に手作りのグッズや洋服を作って、子供たちを喜ばせてあげたり、思い出に残るようなものを作り続けてあげたいと思います。また、子供が自分でやってみたいと思うようになった時には教えてあげ、ハンドメイドの楽しさを伝えていきたいと思っています。

現在は完全に個人の趣味なのですが、もっと上達し、様々なものを作ることができるようになりたいと思います。そしてもしも機会があったら販売等もしてみたいなと考えています。

まずは挑戦してみてください!

ハンドメイドは難しいと思われがちですがまずは挑戦することが大切かと思います。最初はうまくできなくて当たり前で、私の何度も縫ってはほどいてまた直して…を繰り返していました。たくさん考えてイメージして作ったつもりなのに出来上がってみたら違ったというのは本当によくあります。

今はよい時代で、「ワンピース・縫い方」などと検索するだけでたくさんのハンドメイドサイトが見つかりますし、型紙も手に入ります。私もインターネット等で見た作り方を自己流にアレンジしたり、大きさを変えたりしながら作っています。

手芸屋さんに行くのが本当に楽しく、「この布でどんなものを作ろうかな」や「これでワンピースを作ったら子供が喜ぶかな」などと考えながらの布選びは至福の時です。また、ハンドメイド作品は既製品とは違った温かみがあり、ほっこりした気持ちになれます。

今は100円均一などでも布や糸なども買い揃えられるので簡単に始められるかと思います。ハンドメイドはもちろん自分自身も楽しいですが、作ってあげた人も喜んでくれるので幸せな趣味だと思います。

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