猫は心に寄り添ってくれる家族
幼い頃から実家に猫がいたので、独立しても猫を飼いたい気持ちはずっと持っていました。 しかし猫の面倒を見るとなるとお金もかかりますし、ペット可物件に居住することなど色々な条件が求められます。
20代の頃は諦めていましたが、30代になってから経済的な余裕も出来て、猫を飼うことを考慮に入れてペット可物件に引っ越しました。1人暮らしでお留守番が長めなので、1匹だと寂しい思いをさせるのではないかと思い、出来れば2匹、と考えていました。
譲渡会で保護猫の里親に
ペットショップではなく、保護猫を引き取ることを考えていましたので、飼育放棄されてしまったり、外で保護されたりした猫たちの里親を募集するサイトなどをあちこち見て回り、譲渡会(里親を探している猫と実際に会うことができるイベントのようなもの)に参加したりして、お互いにうまくやっていけそうな猫ちゃんを探しました。
最終的に、2歳前後と思われる長毛と短毛の姉妹と運命的な出会いを果たしました。 譲渡会で見た時は、ケージの中で二人とも丸まって怯えていたのですが、不思議とこの子たちとならうまくやれる、と思ったんです。
帰宅すると玄関まで迎えに来てくれる
我が家にやってきてしばらくの間は、保護猫ですから人慣れもあまりしていなくて、私の在宅中はソファーの下などにずっと隠れていました。はじめのうちは帰宅した時にちゃんとご飯がなくなっていたり、トイレにうんちがあったりすることで生存確認が出来るような緊張感のある日々でした。
しかし、時間の経過と共に少しづつ心を開いてくれて、今では仰向けで爆睡するほど安心しきっています。動物はこちらが注いだ愛情をしっかりと返してくれますから、積み重ねてきた日々を思うとそれだけで幸せな気持ちになります。
帰宅した時、「おかえりー」と二人一緒に玄関まで迎えにきてくれると、仕事の疲れも吹き飛びます。
とにかく健康で長生きして欲しい
ペットは命であり家族ですから、当然のことですが何があっても責任を持って最期まで面倒を見たいと思っています。実際に保護猫の里親になってから、動物保護の活動に興味を持つようになりましたので、一時預かり(保護されてから里親さんが見つかるまで面倒を見るボランティア)などにも積極的に取組みたいと思っています。
猫は7歳くらいから少しづつですが老化の兆候が出てきますから、日々目の輝きや毛艶、歯や歯茎の様子など、しっかりと目を配ってやりたいと思っています。健康で長生きして欲しいですからね。
幸せが大きい分、重い責任があります
残念なことに、自分の生活の都合で猫の飼育を放棄してしまう方が少なからずいらっしゃるようです。猫との生活は素晴らしいものですが、去勢や避妊の手術代、毎日の生活にかかるお金、病気になった時の医療費など、何かとお金がかかるのも事実です。
猫のためにかけられる時間とお金がどのくらいあるのか、また、結婚や出産、引っ越しなど、ライフスタイルの変化があっても最後まで命に責任を持てるかなど、よく考えてから飼っていただきたいと思います。
猫はとてもキレイ好きな動物ですから、トイレも自分で行きますし、散歩もしなくて良いので、健康でさえいればあまり手がかかりません。老若男女を問わず、どなたにも飼いやすい動物なのではないでしょうか。
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