将棋は生涯に渡って楽しめる趣味
物心つく頃には対局していました
両親から聞いた話ですが、私が将棋を覚えたのは3歳の時でした。 覚えたとはいっても駒の動かし方が分かる程度でしたが、父親が対局をしている横で見ているうちに覚えたそうです。そのため、どうやってルールの勉強をしたのかは覚えていないというのが正直なところです。
小学生の頃は父親や親戚の叔父さんと対局をすることもあったのですが、その当時は他の習い事に夢中になっていたので、お正月や夏休みに集まる身内以外の方と対局することはないまま過ごしていました。
まずは近所で指せる場所を探そう
中学生になると何人か将棋が指せる友達が見つかり、ここから本格的に始めるようになりました。 将棋には戦術のようなものがあるのですが、そういったものは全く知らない状態で指していました。
同級生同士で指していくうちに、「もっと戦術を学びたいし、強い人と指してみたい」と皆で思うようになり、近所で将棋所を探しました。 将棋所は全国的にも決して多くはないのですが、幸いにも将棋所を見つけることができたので、そこに毎週日曜日に通うようになりました。
将棋所には席主として指導にあたる方もいて、そこで対局を通して一通りの戦術を学びました。 初心者の方にも丁寧に指導している姿を何度も見かけました。
また、腕に自信のあるお客さん達が将棋所に来ており、ご厚意で何度も指導対局をしてくださりました。
楽しみながら身につく“脳力”
将棋の対局をしていると時間が経つのがあっという間に感じます。 特に接戦になると自分でも驚きの集中力を発揮します。
将棋は「とにかく考える」というイメージがあるかと思います。 一手一手を最善の手にするためにはその都度考え抜くことも必要になるため、いわゆる左脳(論理的思考力)の向上にもつながるといわれています。
しかし、将棋を指していくうちに右脳(直感)も非常に大切な役割を担っていることに気づいてきました。 無意識に駒の配置や盤面をイメージとしてインプットしており、瞬時に最善の一手を生み出すこともあるのです。
また、戦略的な思考の働きにつながる前頭葉(創造的思考力)の発達にもつながります。
このように将棋は脳力活性にはもってこいの趣味なのです。
目指せ、大会出場!
今まで学校の部活や社会人クラブなどに所属していたことはありませんが、25歳になった今でも常に趣味の一つとして将棋があります。
身内以外にも、同級生や将棋所のお客様など大勢の方と対局をさせて頂いてきました。 最近ではインターネットでも気軽にオンライン対戦ができるようになっています。
しかし唯一の心残りは、まだ将棋の大会に出場経験がないということです。
趣味程度とはいえ、やはり一度は出場してみたいなと思っています。 大会について調べてみると、地域毎に非常に多くの大会が開催されているため、今年は第一歩として大会参加も検討しています。
将棋をはじめて良かったこと
将棋を通して非常に多くの方と出会うことができました。 初めましての方でも、将棋を指していくうちに仲良くなることができ、日常では中々知り合える機会がない年代の方とも親しくさせて頂いています。 根暗なイメージがあるかもしれませんが、本当に穏やかで優しい方が多いです。
私は仕事の関係で転勤が多く、休日の過ごし方に悩んでいる時期もありました。 ですが、どんな土地に行っても将棋所でもインターネットでも、将棋を指せる環境があるのでこれからも大切な趣味として継続していきたいなと思っています。
将棋の体験談
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