草野球
川の堤防を歩いていると、河川敷では野球を楽しんでいる人たちの姿を見かけますよね。
思いっきり空振三振してもエラーをしても、みんなニコニコ。 ホームランやファインプレーが飛び出せば、ハイタッチで大盛り上がり! みんな和気あいあいとしていて、実に楽しそうです。
プロ野球や高校野球では真剣勝負の世界ですが、そんな勝ち負けよりも、健康や仲間との交流を目的とした野球が「草野球」です。
そんな本格的にな野球にはない、草野球の魅力についてご紹介します。
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「草」野球ならではの楽しみ
草野球チームはたくさんあります。しかし、目的や目標はそれぞれ異なります。
リーグ戦やトーナメントを本気で勝ち抜いて優勝を目指しているチームもありますし、健康維持や週末の楽しみ、仲間との交流を目的としているチームもあります。
どちらかと言うと交流を目的としているチームが多く、そういったチームに参加することで、野球を趣味として楽しむことができます。
でも、「スポーツなのでやっぱり勝てたら楽しいな」ぐらいの目標で楽しめるのもいいですね。
草野球の魅力
和気あいあいと楽しめる
趣味として楽しんでいるチームは、難しいサインプレーや送りバントなどの、自己犠牲的なプレーは要求されません。 せっかくみんな集まったのだから、とにかくフルスイング。エラーをするのもご愛嬌。という雰囲気です。
野球ならではの最大の魅力は、全員に順番に打順がまわってくるので、「平等にチャンスがある」というところです。 思いっきりバットを振ってホームランを打てれば、その日はヒーローです!
誰でも楽しめる
勝負にこだわるのであれば、選手はやはり若くてスポーツ万能の人が選ばれがち。 しかし趣味としてであれば、年齢も関係なく一緒に楽しめます。
なんと、70代の人たちだけでおこなっているチームや、リーグ戦などもあるほどなんです。 高齢になっても楽しめるスポーツと言えますね。
攻撃の間は打者以外はベンチに座っていますし、守備の間もピッチャー・キャッチャー以外は、毎回ボールが来るわけではありません。実際に動いている時間はとても短いのです。
また、ある程度スポーツをやったことがあれば、外野や一塁などの守備は少し練習をすればすぐできるようになるので、決して経験がないとできないスポーツでもありません。
グラウンドで得られる仲間意識
9人集まり、協力してプレーするスポーツのため、メンバーの仲間意識は特別なものになります。高校野球では「白球を共に追いかける」青春のイメージがありますが、それは草野球でも年令をが違っても同じもの。
試合後はもちろん「カンパイ!」ですね。頑張って投げぬいたピッチャーを労ったり、ファインプレーを褒めあったりしながらというのが、最高の楽しみでもあります。
このためにやっている、という人も多いんですよ。
草野球のはじめ方
どうやってチームを見つけるの?
最近ではインターネットで地域ごとに募集をしているところが増えました。 「知らない人ばかりでは不安」という人は、30-40代ぐらいの男性数人に、草野球チームを知らないか尋ねてみましょう。 なんせ9人でおこなうスポーツなので、「知り合いの知り合い」ぐらいまで広げれば、かなり高い確率でチームを見つけることができます。
そのときは、チームによりレベルと目標がまちまちなので、自分がどのくらいの本気度でやりたいかを事前に伝えておいた方がいいでしょう。
草野球に必要な道具
多くの道具を必要としないのも草野球の魅力です。練習用ズボンと適当なグローブがあれば、参加は可能です。 試合であっても、大体のチームは「貸出用」を持っているので、正式加入まではそれで乗り切りましょう。
チームに入ったあとは、上下の服、帽子、ベルトがセットになったユニフォーム一式が購入可能です。 あとはインナーやソックス、スパイクをスポーツ店で揃えましょう。
バットはチームの人たちが持っているものでもよし、自分用のこだわりのものを買ってもよし、です。
はじめるために必要な費用
ユニフォーム代は10000円から15000円ほど。 インナー、ソックスは1000円ぐらいで十分です。スパイクとグローブはピンキリですが、「はじめて購入する」という人は、3000円から5000円のものでいいでしょう。
あの新庄選手も7500円のグローブを引退までずっと使っていた、というのは有名なエピソード。 道具の値段にはこだらなくても、十分プレーをすることができます。
上達したい人も楽しみたい人も
趣味で楽しんでいるチームはそんなにレベルが高くありません。 ちょっとバッティングセンターに通って練習すれば、試合で大活躍ができるかも。
普段は野球観戦を楽しんでいる方にも、仲間と一緒に何かスポーツをしたいという方にもオススメの草野球。 草野球チームでプレーしてみませんか?