生け花

生け花

生け花は茶道同様、昔から長く親しまれていますね。その魅力は伝統だけにはとどまりません。 古風なイメージがありますが、基本の型を覚えれば、和風の器にも洋風の器にも生けることもできるんですよ。

りんどうや菊、水仙といった和花だけではなく、チューリップやスイートピー、カーネーションといったお花屋さんでよく見かける身近な花も生けます。

生け花は本来、空間との調和を楽しむ技術なので、現代のインテリア空間にもとてもよく合うものなのです。

生け花ってどんなもの?

春の生け花

生け花は四季折々の草木や花を組み合わせて花器に生け、その美しさを鑑賞して楽しむ伝統的な文化。 「伝統」というと堅苦しい印象をもたれるかもしれませんね。

でも実は、お庭や畑、野山に生えているような身近な材料を組み合わせて生けることもできる、気軽な趣味なんです。

それでは生け花について簡単に説明していきますね。

生け花とフラワーアレンジメント

日本の生け花と西洋のフラワーアレンジメント、どう違うのか疑問に思いませんか?

フラワーアレンジメントはお花屋さんや結婚式場で目にすることが多いと思います。 たくさんの美しい花々で空間を埋めるように花を足していくのがフラワーアレンジメントです。

一方の生け花は、和風旅館や料亭、茶室などで見かけます。 花材をたくさん使用するフラワーアレンジメントに対して、できるだけ少ない本数の季節の草花を使って、空間全体の美しさを楽しむのが生け花なのです。

3つの代表的な流派と特徴

生け花には300以上の流派があるといわれますが、ここではメジャーな3大流派についてご説明します。

池坊

最も歴史の古い流派で、室町時代に始まったといわれています。 草木そのもののあるがままの美しさを活かす生け方が特徴です。

池坊ホームページ

草月流

20世紀初頭に創られた流派で、自由でモダンな作風で、戦後ますます人気が広まりました。 生けたひとの個性を表現する造形が特徴です。

草月流ホームページ

小原流

明治時代の中ごろに創られた、西洋風な生活空間にもなじむ生け方です。 水盤と呼ばれる平たい花器に盛るように生ける「盛花」が考案され、西洋の花を積極的に取り入れましたというのが特徴です。

小原流ホームページ

約束ごとをふまえて花を自在に生ける

各流派とも生け方や寸法の取り方、材料の組み合わせなど、花を美しく生けるための、「型」と呼ばれる約束事があります。 その約束事をふまえて自在に生ける技術を身につけ、自由に花を楽しむのが生け花です。

どの流派も草木、花の魅力を最大限に生かすことを大切にしています。 季節の花を取り入れて生命力を感じることや、空間の美しさを表現することに心を配ります。

生け花の魅力って?

ツバキの生け花

生け花を始めることで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?その魅力についてご紹介します。

花を通じて身近になる日本の四季

たとえば1年を通して生け花を習うと、四季折々の花の名前を自然と覚えるようになります。 観光地のお庭を訪れたときやハイキングに出かけたときなど、花や木の名前がスラスラと出てきてお友達に驚かれることもありますよ。

日本の自然はとても豊かです。 生け花を始める以前は目に留まらなかった草木の魅力に気づくので、庭園や野山へ行く楽しみが増えることでしょう。

空間を生かす生け花

生け花のお稽古を始めると、家に持ち帰って生け直すことになり、自然と部屋に花を飾るのが習慣になります。

空間をいかす生け花だけあって、なんでもない玄関の空間ががらりと印象が変わります。 生き生きと華やかになったり、凛とした清廉な空間になったりするのです。

床の間があるお宅は、花を生けることで空間が完成する感覚を得られると思いますよ。

少ない花材で手軽に始められる

生け花はできるだけ少ない材料で草花と空間の美しさを表現します。 そのため、フラワーアレンジメントのように大量の花が必要なわけではありません。

お稽古の花材も少ない分、材料費が少なくて済むのです。 趣味は長く続けたいので無理のない出費というのは魅力的ですよね。

花を美しく、しかも手軽に生ける技術を身につけられる。それが人気の理由のひとつです。

生け花のはじめかた

生け花教室

教室は各地に

生け花教室はカルチャーセンターやお花屋さん、公民館や個人宅など数多くあります。 家から近いところであれば無理なく始められますね。

地域の市民報や区報などを見てみると、生け花体験教室の案内が掲載されていることがあります。 また、生け花の花展のイベントのひとつとして、生け花体験ができたりすることもあります。

生け花がどういうものか、まずは気軽に体験してみるのがおすすめです。

好きな流派を見つけましょう。

デパートや地域の会館などで行われる花展には各流派の作品が展示されます。 都内の大手百貨店などでは、流派単独の大型展覧会が開催されることがありますが、それらはどちらかとアートに近いものです。

それよりは、地域密着型のこじんまりした花展のほうをおすすめします。 身近な小型の器に生けられていて、いろいろな流派の先生がたの作品が見られるので、好きな流派を見つけやすいと思います。

選んだ流派の教室に問い合わせしましょう。

先にご紹介した3大流派にはどれもホームページがあります。 そこから地域を絞るなどして教室の検索ができます。

しかし、教室ごとのホームページとなると、先生方がご年配のことも多いので、無いこともあります。

様子がわからないと最初は敷居が高いので、まずはカルチャーセンターの講座に参加することから始めましょう。 そこで出会った先生に引き続き教えてもらうようになるケースもよくあります。

はじめての生け花で準備する道具

お稽古に必要な道具は次のとおりです。

花ばさみ

お花屋さんやホームセンターに売っている花用のはさみを準備してください。教室でも購入できるところがあります。

花合羽

お稽古後にお花を持ち帰る際に、お花を包む防水タイプの布です。お花屋さんに売っています。

花袋

花合羽に包んだ花を入れる、花用のもち手つきバッグです。必須ではありませんが、あると便利です。 お花屋さんに売ってないことも多く、雑貨屋さんにある場合もあります。 お稽古を始めてから先生に販売しているお店を教えてもらってもよいでしょう。

剣山

お花を挿す針山のようなものです。お花屋さんや雑貨店で販売していますが、お教室で購入することも可能です。 いろいろな形があるので、どういうものを準備するかは先生に相談してみてください。

花器

お家にある花瓶にも挿せますが、流派によってお稽古用の花器があります。 どんなものを準備するか先生にアドバイスをいただいてください。

タオル、エプロン

普段使用しているもので十分です。

最初にかかる費用の目安

  • 教室の入会金・・・5000円ほど
  • 月謝・・・3000〜5000円ほど(クラスが上がると月謝も上がっていくことが多いです。)
  • 道具代・・・2000〜3000円ほど
  • 花器・・・1500〜3000円ほど
  • 剣山・・・700〜800円ほど

気軽にはじめてみましょう!

生け花とお稽古のはじめかたについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか? いろいろあるお稽古の中でも比較的出費が少なく、気軽に始められるものです。

身近にあるお花が生け方ひとつで生き生きとし、本来の美しさが引き立つ様は、自分で生けていても嬉しい気持ちになりますよ。

基本の型を覚えておくとセンス良く生けることができるので、ご家族やご友人にも褒められることが多くなります。

ぜひ機会をみつけて始めてみてくださいね。

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