デッサン
ヒマを持てあましている時に、手元に紙と鉛筆があったら、何をしますか?そういう時って、ちょっとラクガキきしちゃいませんか?
子供の頃に好きだったマンガ、好きな芸能人の似顔絵や思い出の風景など・・・
そんな絵を広告の裏などに気楽に描けたら楽しいですよね。 でも、いざ描いてみると思ったように描けないなぁ~なんて落ち込んだりして。
自分は絵の才能が無いから仕方ないと言う人を良く見かけますが、実は絵は才能なんて全然関係ないんですよ!
ちょっとしたコツを知っているかどうかなんです。そのコツの中でも、特に知っていると便利なのがデッサンのコツです。
<< 目次 >>
デッサンってどんなもの?
デッサンを簡単に言ってしまえば「物の形をとらえる力」です。この力があると、描きたいものの特徴を素早くつかんで、いわゆる「上手な絵」が描けるようになります。これが、デッサンの第一段階。
第二段階は「形を立体的にとらえる力」です。例えば、特徴をとらえてそれを線で描けるようになった後、「光はどこから来るか」を考えながら陰を付けると立体的に見えますよね?立体的に見える絵は、さらに上手に見えるようになりますよ。
この後にも延々と段階が続くデッサンですが、イラストなどが上手に描けるようになりたいと思う人なら、まずはこの二つ(正直、最初の1つだけでも十分です)のコツを覚えてしまえばOK。普段描いているちょっとした落書きやイラストが、ぐっと上手になりますよ。
デッサンの魅力
絵が上手くなる
デッサンのコツをつかんでおくと、他の絵も格段に上達します。
マンガ、イラスト、油彩や水彩などの絵画的なもの、マンガなどのデフォルメされた絵でも、基本のデッサンを理解していて描くのとそうでないのとでは、絵の魅力が全く違ってきてしまいます。
好きなマンガのイラストを上手に描きたい人も、憧れの画家に似せたタッチで絵画制作したい人も、とにかく基本はデッサンなのです。
実は脳トレでもある!?
実は形あるものは、球体・立方体・円錐・三角錐の4つの形の組み合わせでしかないのです。
デッサンをするということは、物の形がこの4つのどれに当てはまるかを考えることなのです。そして、光の方向をとらえるということはすでにお話ししましたね。この考え方を身につけてゆくと、物の形への観察力が当然上がります。また、物の形をより立体的にとらえる訓練をすることになります。
これは脳の普段使わない場所を使うことになるので、脳の活性化につながるんですよ!
意外と気楽に始められる
デッサンの良い所は、気軽に始められるところでしょう。とりあえず2Bの鉛筆があれば、あとは広告の裏にでも描いてみればいいのです。大切なのは「楽しく描くこと」。平面の紙に立体の世界が出てきます。
それを楽しいと思ったら、Bや4Bの鉛筆とスケッチブックを買い足して毎日10分程度何かを描いてみる事をオススメします。間口が広く、奥が深いのがデッサンの良い所です。
デッサンを描いてみよう
デッサンの第一段階のコツって??
先ほどご紹介したように、形のあるものは、球体・立方体・円錐・三角錐の4つの形の組み合わせです。
それを踏まえて身近なものの形よく見てみると、ボールは球体、ティッシュの箱は立方体、茶筒やコップは円錐、2リットルのペットボトルの上の部分は三角錐・・・と、気づいてきますよね。
つまり、この4つの形がきちんと描けるようになることがデッサン上達の一番の近道なのです。繰り返し描いていると、絵はびっくりするほど上手になってゆきますよ。
もっと立体的に書きたい!
第一段階のコツを覚えると、線で好きなものを描けるようになっていることでしょう。 そうすると今度は、「もっと立体的に描けるとカッコいいのになぁ」と思う人もいるかもしれません。
そんな人にオススメなのが、デッサンの第二段階、「影の付け方」のコツです。
これは簡単で「光がどの方向から当たっているかを同じ絵の中で統一する」ということなのです。 とても簡単なコツなのですが、知っている人と知らない人とでは大違いになってしまいます。
例えば風景で、家と木を描いたとします。家の陰と木の陰が違う方向についていると、なんだか不自然ですよね? 人物も同じです。顔とボディや手足の陰の方向を統一することが大切。 そうすることで、より立体的でカッコいい絵が描けますよ。
まとめ
いかがでしたか?デッサンって難しいのでは?と思う方もいたかもしれません。でも、ここでお伝えしたコツを頭に入れてしまえば、実はとっても簡単なものなのです。
デッサンが上達して楽しくなってくると、きっと身の周りの色んな物を描きたくなってきますよ!
デッサンの体験談
デッサンで知るモノクロの表現力
(東京都 20代 女性 )
子供の頃から、絵を描くのが好きでした。 あくまで「少し得意」というレベルで、決してうまくは描けなかったため ...