自作PC
スマートフォンを通してネットの世界を見るのが今の主流になってきました。 しかし、それでも仕事や重たい作業やリアルなゲームを大画面で楽しめるのは、パソコンだからこそ出来ること。
一家に一台どころか、一人で複数所有しているのも珍しくない時代になりました。 おそらく一生のパートナーとして、最も身近にある道具のひとつではないでしょうか。
そんなパソコンを毎日使っていると、もっと性能を上げたくなったり、小型化や省電力にしたり、 静かにしたくなったり、ハードディスクを増やして容量の大きくしたいなど、 「こうしたい」という想いがあったりしませんか?
若干の知識はいるものの、そんな希望をかなえられるのが自作PCの素晴らしさです。
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自作PCって?
販売されているパソコンとの違いは?
一般に販売されているパソコンは、万人向けに作られているため、 長く使っているうちに色々と不満がでてくることもあります。
そこで、各メーカーから発売されているパーツ(部品)を集めて、使用用途にあわせた構成にしたりすることで、 満足のいく性能に近づけることができます。
そんな趣味的な楽しみができるのが、自作PCのおもしろさです。
パソコンのパーツ
パソコンは主に次のパーツから構成されています。
- CPU(パソコンの頭脳)
- メモリ(CPUが処理をする時の作業スペース)
- ハードディスク、SSD(記憶装置)
- マザーボード(パーツをつなぐ基盤)
- グラフィックカード(ディスプレイに画像表示をする)
- ケース
自作すると言ってもこれらのパーツを一から作るわけではありません。 それぞれのパーツを購入してきて、ひとつのパソコンを組み立てることを一般的に「自作PC」といいます。
どんなパソコンが作れるの?
これらのパーツを組み替えることで、自分の使用目的に合わせた性能にすることができます。
例えば、処理速度を速くしたければCPUやメモリを性能の良いものにしたり、 大量のデータを保存したければ大容量のハードディスクにします。
また、グラフィックカードだけを交換して、最新ゲームを快適に楽しんだり、 様々な拡張ができるように大きなケースにしたり、ということまでできます。
このように部分的に交換をすることで、ほぼ最新のパソコンに生まれ変わらせることもできるんですよ。
直接見て触るからこそ周辺機器にも
仕事やクリエイティブな作業をしていると、パソコンと接している時間が長くなってきますよね。 そこで、なるべく負担のかからないように、本体以外にも自分に合ったディスプレイやマウス、 キーボードなどの周辺機器に気を使うことも、自作要素のひとつです。
自作PCの魅力
こういうパソコンがほしい!
長く使う道具ほど、自分にあわせた仕様にしたくなるものです。 そう思うのは、それは何か不満があるからだと思います。
おそらく普段使う家電の中で、内部の構成から自由なカスタマイズができるのは、パソコンだけといってよいでしょう。
一度組んでちょっと知識がつけば「次はこういうのが組みたいな」と、 あれこれ構成をいろいろと考える楽しみができるのが、自作PCの魅力です。
理想どおりの仕様に満足
各社から販売されているパーツは無限大。 それゆえに奥も深く、その無限ともいえる膨大な種類の中から日夜情報を集めて、ひとつひとつをこだわって選定して作り上げたパソコンには、完成品では味わえない満足感と思い入れに浸れます。
そして自分でいったん組むと内部構造がわかってるので、 あとから様々な拡張をしやすくなり、完成したあとも手を加える楽しみがあります。
終わりが無いのが楽しい
パソコンは一度組み終えても「終わり」とは限りません。 完成したあともここをもっとこうしようとか、あれを追加しようとか、 新しく発売されたパーツに交換しよう、など長期にわたって考える楽しさがあります。
もし壊れても完成品なら、本体ごと買い換える必要がありますが、 自分で組むと内部がわかっている分、一部のパーツを交換するだけで修理ができるようになります。
その分安い費用で維持しやすいため、長く付き合うパートナーとして愛着をもって接することができるのも、 自作PCならではと言えるでしょう。
自作PCのはじめ方
少しずつ小さなことから
誰でも最初は初心者です。最初は簡単なところからやっていきましょう。 知識がないうちに大きな作業をするのは、せっかく購入した高価なパーツを破損したり、 規格にあわないものを買って失敗する可能性があります。
例えば普段使用しているパソコンの音が大きくて、気になってるとか、 どうもこのキーボードが合わないとか、そんな不満ありませんか。 様々なパーツを発売しているメーカーの中には、そんなユーザーの不満に答えた製品が必ずあります。
いろいろ調べて、もし自分の求めている製品が手に入れば、「よかった!」と思うでしょう。 そんな小さなきっかけで、次はこれが・・・と調べていくことの繰り返しで、少しずつ知識を身につけていきましょう。
必要な道具類
精密機器のパソコンですが、以外にも100円ショップで大半の工具は揃います。 揃えた道具は家庭でも使うことが多いものばかりなので、買っておいて損はありません。 ただし内部をいじる必要がなければ、まだ集めなくてもいいでしょう。
以下、もしも内部を作業する際にあると便利な工具類を紹介します。
磁石付きのドライバー
パソコンの中で作業をする場合、場所が狭いので奥のネジになかなか届かなかったり、ネジを奥に落としてしまいがちです。 そういう失敗を防ぐために、磁石付きのドライバーはオススメです。 長さ10cmから30cmずつ、プラスとマイナスの4種類があると良いでしょう。
ラジオペンチ
また、ラジオペンチも奥のコネクターを差したり、抜いたりするのにあるととても重宝します。 コネクターの外観が意外と硬いので、手で何度も抜き差しをやると、手が痛くなったり抜いた勢いで手をケガする可能性があるからです。 できるだけ長いものと、短いものを用意してください。
耐熱テープ、ナイロンバンド
パソコンの内部はたくさんのコード類があるので、束ねたり絶縁したりする必要があります。 特にナイロンバンドは遠慮なく使いましょう。 余ったコードがファンに当って冷却ができなくなったり、風の通り道を塞いだりして熱がこもってパーツが破損する可能性があるので注意しましょう。
世界で一台、自分だけのPC!
理想的なパソコンをすぐに作り上げるのは難しいですが、小さなことから始まり、 長年繰り返した知識の集約で手探りしながら、求めた仕様のものができる楽しさは、自作だからこそ味わえる喜びです。
マニアックな趣味的要素が強い自作PCですが、 それだけに自分だけの趣味として味わえる醍醐味があります。
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自作PCの体験談
楽しい自作PCは、終わりがない自己満足の世界!
(広島県 40代 男性 )
インターネットに出会って世界の情報が誰でも見れるようになると、人によって色んなことに手を出すようになりますよね。 ...