切り絵

切り絵

「切り絵」その名の通り、紙を切って台紙に貼って作品を作り上げていきます。

水彩画のようにカラフルさは持ち合わせてはいないけれど、「線と影」この二つで表現されている白と黒のコントラストが「切り絵」の最大の魅力ではないでしょうか?

難しそうに思うかもしれませんが、実は紙とカッターさえあれば始められるという手軽さも人気の理由の一つなのです!

「モチモチの木」の挿絵に使われていた!

小学生の時の教科書の中に「モチモチの木」という作品があったのは覚えていらっしゃいますか?実は、その作品の挿絵が切り絵になっているのです。切り絵作家として有名な滝平二郎氏の作品だそうです。

小さいときから知らず知らずのうちに切り絵と接していただなんて驚きですね。気になった方はぜひ調べてみてください!その繊細な作品に心がひかれるはずです。

切り絵と絵画の違いはなんだろう?

切り絵

ペンや絵の具で描く絵と、切り絵にはどのような違いがあるのでしょうか?

切り絵は絵画のように途中からデザインを付け足すことができません。
例えば、絵の具を使って絵を描くとき、最初に思い描いていた構成にその時にインスピレーションで上から絵の具を足したり、描くものを付け足したりできるでしょう。

しかし、切り絵はそういった事ができません。(切り落とした部分はもう繋ぐことはできませんものね)つまり、最初に明確なデザインのイメージを持っておくことが大切になってきます。

芸術の中では「絵」というカテゴリーに属していますが、切り絵はなんだか工作の要素を持っていますね。おもしろい!

切り絵の魅力

切り絵の魅力

指先・頭の集中力を鍛えられる

切り絵はとっても細かい作業が多いので、集中力が必要になってきます。輪郭となる細い線が切れてしまうと、せっかくの作品も台無し・・・。一度切れてしまうとやり直すことが出来ないので、心を落ち着かせて慎重に丁寧に取り組む必要がありますね。

また、実際に今切っている部分が表から見るとどのようになるのか?といった想像する力も必要です。

好きな作品を作ることができる

なんといっても自分の好きな絵を作ることができるので、作品の幅は無限大。既製のキャラクターを切り絵にしたり、自分で考えたデザインを使ってみたり、または一面に模様を施したデザインにしてみて飾れる絵のようにしたり・・・

工夫次第で、たくさんの作品を作ることができますね!
同じデザインを使っていても「絵」と「切り絵」では出来上がりが大きく違ってきますよ。

作った作品のアレンジがしやすい!

せっかく作った作品です。作ったあとも目一杯楽しみたいですよね!

切り絵は飾りやすいのも特徴的。ポストカードサイズで作ってフォトスタンドにいれ飾ってみるのはいかがでしょうか?白と黒を基調としたシックな切り絵の作品はどんなお部屋にもマッチします!

他にはメッセージカードをおしゃれにデコレーションしたい時、ぜひ切り絵を余白の部分に貼ってみてください。既製品にはない、切り絵の素朴な温かみのあるオリジナルポストカードのできあがり。もらったほうも心が和むでしょうね。

切り絵のはじめ方

切り絵のはじめ方

まずは材料を揃えましょう。切り絵に必要なものはたったこれだけ!

カッター

自宅にあるカッターで大丈夫!500円くらいで販売されているトーンナイフを揃えても良いかもしれません。

カッターマット

100円ショップで手に入ります。段ボールなどの厚紙でも可! 

作品を台紙に貼る時に使います。

切り抜く黒い紙

黒い画用紙でも黒い折り紙でもなんでもかまいません。 カラーの作品を作りたければ、この紙を黄色やピンクに変えるだけでOKです。

まとめ

切り絵まとめ

「切り絵」を意外と身近に感じていただけたのではないでしょうか?難しそうとイメージだけが先に入ってしまいそうですが、本当のところは簡単・単純。「手軽に始めることができる趣味」の中で、かなりの上位に入りそうですね。

費用もほとんどかからないので気負わずに気軽に始めてみてください。小さい作品を作ることに慣れてきたら、大きな作品を作ってみるのも楽しいですよ。

苦労して紙を切って貼り、完成した作品を見たときの達成感はなにものにもかえられないでしょう。

切り絵をやってみよう!

切り絵スターターキットであれば、必要な道具は揃っているので、すぐにはじめられます。

絵柄は切り絵作家がデザインした本格的なものばかり! 完成した作品はお部屋に飾ってもオシャレですね。