手作りジャムでおいしく健康に

手作りジャムでおいしく健康に

父の田舎が山形なので、祖母が毎年たくさんのりんごを送ってくれます。大きな段ボール一箱分あるので、家族だけでは食べきれず、近所や職場の人に配ったりしていました。

ところが、ちょうど他の家でも田舎からりんごをもらっていたりして、重なってしまうことも多く、どうしたら無駄にせず使い切れるだろうと考えていました。

そこで思いついたのが、ジャム作りです。私の家では毎朝食パンを食べるので、手作りのジャムがあればますます食事が楽しみになるだろうと思い、食べきれなかったりんごをジャムにすることにしました。

さっそく作ってみました

インターネットで作り方を調べ、レモンやグラニュー糖など、必要な材料を買ってきました。家族みんなで協力し、りんごを細かく刻んだり煮る時間をはかったりしました。サイトによってはシナモンやラム酒を加えるとおいしいと書いてありましたが、シンプルなりんごだけの味が一番食べやすく、食パンにも合いました。

あっという間にりんごを使ってしまったので、ジャム作りの本を借りてきて、今度は梅ジャムを作りました。こちらは種取りが少し面倒でしたが、りんご以上に飽きの来ないさっぱりとした味です。

おいしくてヘルシー!

手作りのジャムを使うようになって良かったのは、市販のものより甘さが控えめで健康に良く、少しの量でも素材の味がしっかり感じられ、満足感が得られることです。

自分たちで作ったジャムだと思うと、いつものパンがよりおいしく感じられ、家庭の味を楽しんでいるという豊かな気持ちになれます。

そうすると自然に、ジャム以外のものを食べる時も、あまり味付けを濃くしすぎず、よく噛んで味わう習慣が生まれ、胃腸の調子も良くなりました。

もっと楽しむために

今はまだ、料理の得意な父に頼って作っていますが、これからは自分一人でも手際よく作れるようになりたいです。レシピをきちんと頭に入れることができたら、好みに合わせて柔らかさを調節したり、使ったことのない素材に挑戦したり、自分流のジャムを作って楽しみの幅を広げていきたいです。

また、パンに塗る以外にも、クッキーに挟む、炒め物に混ぜる、カレーの隠し味にするなど、ジャムのおいしい食べ方はたくさんあります。もっと料理の腕を上げて、今度は父にご馳走してあげられたらいいなと思います。

意外なおいしさを発見

ジャム作りを始めるまで、私は梅があまり好きではありませんでした。酸っぱい梅干しは苦手だし、梅酒も飲まないし、自分には合わない味なのかなと思っていました。でも、梅ジャムにするとびっくりするほどおいしく、酸味もちょうどよく感じられました。今まで知らなかった楽しみを知って、得をした気持ちです。

料理が苦手な人でも、本やインターネットで簡単に作り方を調べることができるので、ぜひ身近な果物で試してみてください。

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