バーめぐり

バーめぐり

お気に入りのバーカウンターで、ひとりゆっくりグラスを傾ける。 いつもは居酒屋でわいわい楽しく飲んでいても、お酒好きならちょっと憧れてしまう光景ですね。

自分も行きつけのバーでゆっくりお酒を飲みたい。 そんなバーを見つけたいけど、口コミやガイドブックだけではよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

そこでオススメなのが、実際にあちこち行ってみてお気に入りの一軒をみつける「バーめぐり」。 さあ、あなただけの隠れ家を見つけに行きましょう!

バーの基礎知識

バーカウンター

バーってどんなところ?

一般的なバーでは座席はカウンター席のみか、テーブル席はあっても数席というところが多く、フードメニューはおつまみが中心となっています。 別のところで食事を済ませた後に、お酒を楽しむために訪れるお店といえます。

バーにはお酒の専門家であるバーテンダーがいますが、バーテンダーとはバーの番人の意味。 「見守ってくれる相談者」という意味合いがあり、お酒のほかにバーテンダーとの会話もバーの楽しみのひとつです。

タイプもいろいろ

お店の主であるバーテンダーの好みや専門分野によって、お酒の品ぞろえには違いがあります。 それがそれぞれのバーの個性ともいえます。

例えば、オリジナルのカクテルが売りのカクテルバー、シングルモルトウイスキーを多くそろえたバー、葉巻とともにお酒を楽しめるシガーバーなど、好みに合わせて選べる様々なタイプのバーがあります。

バーめぐりの魅力

ボトル

宝探しのようなワクワク感

大人になると、初めて挑戦するものや出来事はどんどん減っていくものですね。 初めて訪れるお店のドアを開けるときに感じる、そのドキドキ感やワクワク感は、子どもの冒険心を思い起こさせてくれて、楽しいものです。

いつもは前を通り過ぎるだけだったお店に思い切って行ってみたら、自分の趣味にあった素敵な場所だった、といった、うれしい驚きもバーめぐりでは味わえます。

とっておきのお酒の知識をゲット

バーに行く時はお酒について下調べしてから、という方もいらっしゃるかもしれません。 でも、お酒やバーについて知らないことは隠さずに、素直にバーテンダーに尋ねて学ばせてもらうことがバーを楽しむコツなんです。

相手は何年も、何十年もお酒に関わっているプロですから、お客さんにいろいろ尋ねてもらうのはうれしいものです。 自分で調べるよりも、もっと多くのお酒の知識や楽しみ方を喜んで教えてくれるはずですよ。

居心地のいい指定席

バーめぐりで行きつけのお店を見つけることで、会社や家庭とは違う自分の居場所を見つけることができます。

毎日の生活に満足していても、ふとした時に『違ったところに行ってみたい』という気分にはなるもの。 その日の気分によって行くお店も選べるバーめぐりは、ちょっとした旅行にも似ています。

非日常の場所に身を置くことは、日常で感じているストレスを解消してくれたり、同じ趣味や価値観を持つ大人の友人関係も広がるかもしれません。

バーめぐりに行ってみよう

ウイスキーのロック

バーの選び方

たまたま通りかかったお店にインスピレーションで入ってみるのも楽しいですし、ウイスキーやワイン、カクテルなど、自分の好きなお酒であらかじめ選んだバーを、訪れてみるのもいいでしょう。

どんなお酒にこだわっているかや、店内の様子などをグルメサイトやガイドブックなどで見てピックアップしておきます。

音楽やインテリアにこだわりを持っているお店も多いので、そうした部分が好みに近いお店をチョイスしてみても楽しめますよ。

バーの「チャージ」って?

バーにあまり行ったことがない方にとって、まず気になるのは料金設定ですね。 バーにはチャージ(席料)があるお店と無いお店があります。 チャージはお店によって異なり、500~1000円くらいまでが一般的で、席につくと出される軽いおつまみがこの料金に含まれています。 飲んだお酒の代金にこのチャージが加算されて会計となります。

チャージが無いお店は、看板やメニューなどに「ノーチャージ」と表記されていて、代金は飲んだお酒の分だけです。

お酒のメニューに料金が明示してあるお店がほとんどですが、中にはチャージがわかりづらかったり、価格のわからないお酒もあります。 そんな時は「初めて来てみたのですが」と料金について尋ねてみます。 はずかしいことではありません。早めに確認して安心してお酒を楽しみましょう。

お酒の頼み方と予算

どのお酒を選んでいいかよくわからない時は、バーテンダーに相談します。 「おまかせで」というよりも、どんなお酒が飲みたいかや、味や香りの好みも伝えると、自分に合ったものを選んでもらえますよ。

グラスに入れるお酒の量は1オンス(約30ml)が「シングル」でその倍の量は「ダブル」。 ワンフィンガー、ツーフィンガーも同様にお酒の量を表し、グラスの底から指1本分の量になるワンフィンガーは、ほぼシングルと同量になります。

また、お酒の「飲み方」には、そのままで飲む「ストレート」、氷入りの「ロック」、ほかに水割りやソーダ割りなどがあるので、好みを伝えます。 「バーボンウイスキーをシングルで、飲み方はロックにしてください」というような注文の仕方になります。

一軒当たりの予算は、チャージ料金などにもよりますが、一般的に3000~5000円あれば2~3杯を楽しめます。

この週末はバーめぐりに挑戦!

バーに行くのが初めて、という方にも挑戦しやすいように、バーめぐりについて詳しくお伝えしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

週末ごとに違うお店を訪ねたり、月に一回数件回る、というように自分のペースに合わせて楽みましょう。

心地よく酔うためなのはもちろん、たまたま出会った人との会話と時間や空間を、それぞれのお店でゆったりと味わえるバーめぐり。 この週末にぜひお気に入りの一軒に出会いに行ってみませんか?

週末の楽しみがあると1週間の終わりが待ち遠しく、仕事もいつもよりはかどるかもしれませんね。