お城巡り
日本には日本独自に築かれた、美しいお城が様々残っています。それらは復元されたり、修復されたりを繰り返しながら、受け継がれてきた仰ぎ見る、そして中に入ることもできる歴史の塊です。
中には、その城を守り、受け継いできた品物などが展示されていたりと、四季折々の花と共に、違った表情を見られることもお城巡りの魅力です。
お城を知ろう!
お城にの歴史
ドラマなどでお馴染みの『江戸城』から、日本のお城といえば江戸時代から、と思う方も多いかもしれませんが、安土桃山時代から始まり最盛期には25,000ほどもあったと言われています。領地の統合などにより、江戸時代末期には200ほどまで減り、現在、"城"として天守閣が復元、修復、模擬されているものは主に12城です。
例えば、地名のついたお城では
- 名古屋城
- 大阪城
- 高知城
があります。ほかにもいくつかありますが、名古屋城のように鯱(しゃちほこ)で有名なお城のように、各お城には独特の特徴があります。
どこが見所?
石垣
熊本城の武者返しのように、穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる職人達が "石に直接積み方を訊いて積む" と言われるほど、石垣の石の積み方もお城によって違います。当然、模様も違ってくるのも魅力です。
瓦
日本のお城は整然と並んだ瓦の艶めきが美しいのも見所の1つ。家紋などが入ってる場所もあり、それを見つける楽しみもあります。会津鶴ヶ城は会津の冬の厳しい寒さや凍結にも耐えることができる赤瓦が使われていて、他の城にはない趣を感じることができます。 他にも三州瓦を使った岡崎城、浜松城、甲府城、彦根城なども美彩を放っています。
他には?
お城全体を眺める、あるいは中を探索してみる楽しみもありますが、日本のお城には床に仕掛けが施してあったりと、体験してみないとわからないことも多く、巡る魅力がたくさんあります。
お城に親しもう
お城にはあだ名がある
例えば、姫路城。最近、修復されて話題にもなりましたが、その名も『白鷺城』。びっくりするほど白いその姿が、讃えられつけられた呼び名です。ほかにも、長野県松本城には市民が呼ぶ烏城(ただし、文献にはない)、滋賀県彦根城には金亀(こんき)城などがあります。
世界遺産、文化財としての魅力
日本のお城が数多く作られ、やがてその数を減らし、今なお語り継がれるもの、修復などを繰り返し未来へ残していこうとされるのは、そこに紆余曲折を経た、深い歴史があるから。世界遺産として登録された姫路城を筆頭に、訪れて触れられる歴史の奥行きがあります。
見晴らしを楽しめる
お城は敵の侵入を防ぐ目的もあったので、美しいだけでなく、合理的に、また、遥かを見渡せる場所を選んで建てられています。今、訪れても十分に見晴らしを楽しめます。建てられた当時は考えもつかなかったような眺めだということを念頭に置いて眺めてみると、一味違った眺望になるでしょう。
お城へ行こう!
お城は観光名所とされていることも多いので、比較的アクセスが便利なことも強い魅力の1つですが、訪れることで私達が未来へ伝えていけることも魅力だといえるでしょう。2016年4月の地震で熊本城の石垣の一部は倒壊してしまいましたが、それらをまた修復し未来へ伝えて行くように、先人達が遺してくれた智恵や匠の術を感じに、ぜひ足を運んでみてください。
お城巡りの体験談
岐阜城と犬山城が、いつもの風景
(岐阜県 40代 女性 )
私が住んでいる地域は、車で30分ほど走ると愛知県の犬山城が見え、50分ほど走ると岐阜城金華山が見えます。城内には ...