飛行機
旅行や仕事でたまに飛行機に乗ると、なんだかワクワクしませんか? それはきっと空を飛ぶことや、大空への憧れを持っているのかもしれませんね。
飛行機の趣味というと、上空から景色を楽しむ、つまり「乗る」ことだけが楽しみ方ではありません。 他にも「見る」「集める」「知る」といった楽しみ方もあるんですよ。
この記事では、そんな飛行機の楽しみ方をご紹介したいと思います。
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飛行機を見に行こう!
民間機を見よう
まずは飛行機を「見る」ところから。一番手軽に見られるのは、もちろん空港ですね。
民間空港にはたいてい展望デッキが併設されていて、デッキからはカラフルな旅客機を安心安全に見学できます。 成田や関空などの国際空港ならば、外国の航空会社の機体もたくさん飛んでいます。
時間に余裕があれば滑走路の端へも行ってみましょう。 滑走路端では離陸や着陸する旅客機を間近に見ることができますよ。
軍用機を見よう
自衛隊や在日米軍の基地へ行けば、戦闘機や輸送機、空中給油機といった軍用機を見ることができます。 軍用機ではやはりジェット戦闘機が一番人気。音、スピードともに大迫力です。 輸送機などの大型機も民間機とは違った独特の迫力があります。
自衛隊、米軍ともに、基地の外側で見物することは基本的に問題なし。 ただし社会情勢が緊迫している時は米軍基地周辺は要注意です。
それと軍用機は基本は土日は飛びませんので、軍用機を見るときは平日が中心になります。
航空ショーへ行こう
空港や基地を解放して飛行機を見せる「航空ショー」が毎年各地で行われています。 普段は入れない空港や基地内へ入れるまたとないチャンス。 とくに自衛隊や米軍基地でのショーが多いです。
航空ショーは土日に行われることが多く、平日に休みにくい人にもオススメです。 自衛隊のイベントでは曲技飛行チーム、ブルーインパルスの飛行も期待できます。
スケジュールは こちらのサイト などで確認できます。
写真を撮ろう
見るだけではなく写真も撮ると楽しさ倍増です。 飛行機撮影に適した機材は一眼レフのデジタルカメラ。 レンズは値段の高い望遠レンズが中心ですが、最初は安いズームレンズから始めても良いでしょう。
離陸はスピードが速く撮影の難易度が高くなります。 そこで、まずは着陸側の滑走路端に行って、着陸する機体の撮影からスタートするのがオススメです。
機体だけでなく、夕焼けや入道雲など、背景にも気をつけてドラマチックな写真を撮ってみましょう。
航空無線を聞こう
飛行機は好き勝手に飛んでいるわけではなく、地上の航空管制官の指示に従って飛行しています。 管制官とパイロットは航空無線と呼ばれる無線でやり取りしていて、エアバンドレシーバーを使えばその無線を聞くことができます。
次に離陸する機体の種類や、着陸時にどんな方式で降りるかなど、飛行機の動きを前もって知ることができます。 交信は英語ですが、パターンがあるので英語が苦手でも慣れれば結構意味を把握できます。
飛行機に乗ろう
好きな機体、好きな航空会社で選ぶ
飛行機に乗るとき、単なる移動の手段としてではなく、好きな機体や航空会社で便を選んでみるのはいかがでしょうか。 時刻表には使用機材が載っているので、お好みの機体が使われている路線を探して乗ってみましょう。
「ポケモンジェット」や「スターウォーズ」といった塗装を施された機体もあり、そうしたスペシャルな機体を探して乗るのも楽しみです。
プロペラ機に乗ろう
現在の旅客機はジェット機が主流ですが、地方路線ではまだまだプロペラ機が活躍中です。 今時プロペラ機?!と侮るなかれ。ジェット機よりも低い高度を飛ぶので、地表が近く、窓から見る景色はプロペラ機のほうがずっと楽しめると思いますよ。
高度が低いと揺れやすいという欠点もありますが、適度な揺れも含めてレアな体験として楽しんじゃいましょう。
遊覧飛行しましょう
ヘリや小型機で行う遊覧飛行もあります。 観光地巡りや夜の東京スカイツリーを巡るコースなどもあり、彼女や奥様とのデートにも使えそうですね。 旅客機の空の旅とは一味違った、スペシャルなひとときを堪能してください。
「遊覧飛行」のキーワードでインターネット検索すると、各地のサービスが見つかると思いますので、お近くのものを探してみてください。
飛行機を集めよう
完成品模型を集める
飛行機の模型を手元に置いておきたいという方には、塗装済みの完成品模型(デスクトップモデル)がおすすめ。
組み立ていらずで自分の好きな機体を、すぐに手に入れることができます。 値段や大きさは様々ですので、保管場所やお財布と相談して欲しい一品を探しましょう。
手頃なところでは食玩も良さそうです。飛行機の食玩も様々なシリーズが発売されています。
飛行機模型を作る
作る手間がかかりますが、飛行機のプラモデルを作る趣味の人も多いです。 自分で組み立てて塗装するため、模型が完成した時の達成感は格別です。
さらに市販されているキットでは飽き足らず、自分で図面を引いて、自分で用意した材料で飛行機模型を作る人も存在します。 そうした模型はソリッドモデルと呼ばれ、まさに究極の飛行機模型ですね。
また、ラジコン飛行機も昔からある伝統のジャンルです。
飛行機を知ろう
雑誌やインターネットを見てみよう
航空雑誌には飛行機に関する情報がたくさん載っています。 写真も空撮などの素晴らしいものが多く、眺めているだけでも楽しいです。 また珍しい機体の飛来情報や、新機種の開発状況など、新しい情報も得ることができます。
民間機なら「エアライン」、軍用機なら「航空ファン」や「Jウイング」、「航空情報」といった雑誌が有名です。
最近はインターネットでも飛行機のいろいろな情報が入手できるので、ネットも活用したいところです。
昔の飛行機について知ろう
アニメ映画「紅の豚」に出てくる複葉飛行艇や、第二次世界大戦の時のエースパイロットが乗った機体など、今は飛んでいな飛行機でも、本や写真集で知ることができます。
飛行機の開発史や軍用機の運用や戦い方に焦点をあてた読み物なども多数あるので、興味ある方はぜひ探してみてください。
数は少ないですが博物館などで実機を見ることもできますね。 有名な零戦は国内で10機程度が展示されています。
まとめ
鉄道を趣味にされている(いわゆる鉄道マニアの)人たちは、鉄道の写真を撮影したり、好きな車両や路線に乗ったりして鉄道を楽しまれていますよね。
同じように、飛行機の趣味といっても、このように色んな楽しみ方があるんです。
もし気に入った楽しみ方があれば、まずはひとつ始めてみませんか? そして大空へ思いを馳せてみてくださいね!