離島めぐり
日本の観光地はどこに行っても人がたくさん。最近では外国人観光客も多く、季節や曜日に関わらず混雑している場所も珍しくありません。リフレッシュのために行った旅行先で人混みにもまれるようでは、さらにストレスが溜まってしまいますよね。
旅行先でリラックスしたい、人混みは苦手…という人には、離島めぐりをオススメします。
一見ハードルが高そうですが、そんなことはありません。離島めぐりの魅力やポイントをご紹介します。
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離島めぐりって?
離島めぐりの特徴
島国日本には、観光で訪れることができる離島が400以上もあります。離島めぐりは、船や飛行機でそれらをめぐる旅行です。
船や飛行機が数日に1便しかない島から、本土と1日数往復する島まであります。 本土からの交通の便の良し悪しが旅行の難易度に直結するというのは、離島めぐりの大きな特徴です。
離島めぐりの楽しみ方
ひとつの離島でのんびり過ごす、というのが基本です。でも、島が密集している場合は1回の旅行でいくつかの離島を訪れる、という楽しみ方もできます。 隣り合っている島でも全く雰囲気が異なることが多いので、お気に入りの離島を探してみるのもおもしろいですよ。
また、離島はガイドブックやネットの情報が少ないため、事前に立てられる計画には限界があります。 島民と交流しながらその場で行き先を決めるというゆるい楽しみ方をしてみましょう。
離島めぐりの人気の秘密
離島めぐりというと、旅行上級者向けというイメージがあるかもしれませんが、初心者向けの簡単にアクセスできる島もたくさんあります。 実際に、若い女性の一人旅や、家族連れ、シニアのカップルなど、離島めぐりはさまざまな世代に人気です。
とはいえ、離島の数は多く、観光地化されている場所が少ないため、人混みや渋滞に遭遇することはまずありません。 リラックスしたい人にはぴったりです。
また、離島に住む人々と心温まる交流ができるのも人気の理由です。
離島めぐりの魅力
レア感を味わえる
信じられないほど透明度の高い海、視界いっぱいに広がる青空、森の中に突然現れる滝など、離島には絶景がたくさん。 しかも人が少ないから、絶景を独り占めすることができるんです。周りを気にせず、心ゆくまで景色を味わえるのは離島ならでは。
また、離島では、新鮮な魚介類や、市場に流通しない珍しい野菜など、そこでしか食べられないグルメもたくさん。 お土産屋や島のスーパーでは、珍しいお土産を手に入れることもできます。
リラックス効果も抜群
仕事や家事、育児など、いつも何かに追われている現代人。でも、離島の自然に囲まれていると、誰でものんびりした気分になってきます。
離島はコンパクトで、行ける範囲が限られています。スケジュールを詰め込んで、慌ただしく行動する必要はありません。 離島では、日常の悩みや旅行の計画を脇に置いて、ゆったりと過ごすことができるんです。
また、おいしい空気や新鮮な食材を口にすることで、心だけでなく体までもリラックスできます。
歴史や文化を体感できる
離島には人の手が加わっていない部分がたくさん残されています。 そのため、島独特の地形や動物・植物を目にするチャンスが多くなります。あまり興味がない人でもひきつけられるほど個性的なものばかり。
島の歴史や文化を学べる資料館があったら、ぜひ訪れてみてください。 地元の人が作ったような素朴な資料館がほとんどですが、だからこそ島の暮らしを身近に感じることができますよ。
初心者におすすめの離島
伊豆大島(東京)
伊豆大島は、東京から最も近い離島です。 高速船・大型客船・小型飛行機とアクセス方法も多く、最短30分で着くので、週末に気軽に訪れることができます。
島内をほぼ一周するバスは便が多く、さらにレンタカーやレンタバイクもあります。 島の中心の活火山までハイキングしたり、温泉に入ったり、椿油工場を見学したりと楽しみ方も多彩です。
離島では珍しく、遅くまで開いている飲食店も多いので、離島慣れしていない人でも安心です。
青島(愛媛県)
青島は、猫島として有名な離島です。1日2往復する小型旅客船でアクセスします。 宿泊施設がないため日帰りとなりますが、島には最長8時間滞在することができます。
東京ドームと同じくらいのミニサイズの島には、なんと100匹以上の猫が生息しています。 猫たちは警戒心が薄く、近づいても逃げることはありません。 エサやりは禁止ですが、おもちゃ持って行けば猫と仲良くなれます。
日帰りで気軽に行けること、島内の移動を心配する必要がないことから初心者におすすめの離島です。
金華山(宮城県)
「山」とついていますが、船でしかアクセスできない離島です。金華山には黄金山神社という神社があり、島全体神域になっています。 なんとも景気がいい名前の神社は、3年連続で訪れると一生お金に困らないと言われるパワースポットです。
島には数人の神職とたくさんの鹿・猿が生活しています。フレンドリーな鹿は人を見ると近寄ってきて、かわいらしさに癒されます。
日曜日に1往復する定期船か、チャーター船でアクセスできます。日帰りか、神社に宿泊することもできます。
離島めぐりのポイント
アクセス方法の確認
離島めぐりのアクセスでキーになるのが、離島に渡る方法です。 もともとの便が少ない上、天候によっては予定外の港に寄港したり、欠航になってしまったりします。 まずは本土から離島への往復の時間を確認して、そこから逆算して離島内の観光計画を立てることがポイントです。
台風シーズンや波の高い時期を避けていても、どうしても欠航は起こってしまうもの。 いざという時に慌てないためにも、予備日を最低1日は設けておきましょう。
何を持って行けばいい?
自然が多く残る離島では、島内の移動も楽ではありません。 歩く距離も長くなる上に、舗装されていない道もたくさん。靴はスニーカー、バッグは両手が空くリュックがおすすめです。 港や駅にロッカーがあるとは限らないので、持ち物は最小限にしましょう。
離島にはATMがないことが多く、カードを使えない場所がほとんどです。 欠航になったらもう一泊しなければならないなど、予想外の出費もあります。 現金は多めに持っておきましょう。
まとめ
観光客も観光地も少ない離島は、自分自身と向き合ったり、リラックスしたりするにはもってこいの場所です。準備をしっかりすれば初心者でも心配いりません。
みなさんも、離島めぐりで、普通の旅行とは一味違ったユニークな経験をしてみませんか?
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