ジャズサックス

ジャズサックス

サックスと聞けば、まずどんな音楽が思い浮かびますか?

超有名なところでは名探偵コナンのメインテーマ。そして吹奏楽経験のある方だと「宝島」と答える方もいらっしゃるのではないでしょうか。この宝島という曲はT-SQUAREというフュージョンバンドの曲を吹奏楽用にアレンジされたものです。

このようにジャズやポップスなどの曲を吹奏楽アレンジされた曲にはサックスのソロが入っている物も多く、その影響でジャズサックスに興味を持たれる方もいらっしゃるようです。

クラシックとジャズの違い

ジャズサックスの違い

音楽と言ってもクラシック・ジャズ・ロック・ポップス・ラテンなどなどたくさんの種類がありますが、ここではざっくりとクラシックとジャズとに分けて説明したいと思います。この二つの最も大きな違いは、 “楽譜の有無” です。

吹奏楽経験がある方でしたら楽譜に添って演奏されていたでしょうし、大人になってからサックスを始めた方も楽譜を見てレッスンを受けているでしょう。そんな方々がジャズに興味を持ち、スタンダードジャズの曲集を見て一番驚くのが情報量の少なさです。

楽譜に忠実に演奏するクラシックと、大事な部分だけは押さえつつアドリブで演奏するジャズ。この二つができればどんな音楽でもある程度は対応できるかと思います。

ジャズサックスとは

ジャズサックスとは

楽譜について

先程も少し書きましたが、吹奏楽を含むクラシックでは作曲者の意向を重視していますのでテンポや強弱など細かい指示まで全て楽譜に記載されています。ですから誰が何度吹いても曲の構成・和音など、同じような感じに仕上がります。

それに比べてジャズの楽譜はかなりシンプルで、メロディーなどその曲の特徴的なところと、“コード”という和音名だけが書かれている物が多いです。曲の進行やテンポ、アレンジなど楽譜にない部分はそれぞれのプレイヤーが、必要最小限のルールに添ってお互いに合図を出し合いながら自由に演奏しています。同じ曲を演奏してもその都度違った感じになります。

演奏の場について

せっかくサックスを練習してるんだから、他の人と一緒に演奏したい。そんな時にバンドや楽団のように毎回決まったメンバーではなく、前もった練習もせずに楽器を持った人達がふらりと集まって演奏する事をジャムセッションといいます。スタジオやバーなどで開催されているものがあり、バーでやっているセッションだと一般客に紛れてセッションがどのような物なのか見る事もできますので、一度見に行ってみてもいいかと思います。

おわりに

ジャズサックスおわりに

いかがでしたか?ジャズは自由度の高いところが魅力ですが、逆にそれが難しいところでもあります。しかし音楽とは「音を楽しむ」ことです。他の人に迷惑かけてしまうんじゃないだろうかとかを気にして小さくなって演奏するのではなく、自分のできる事からどんどん吹いていきましょう。