骨董品集め
骨董品集めって、なんだか奥深そうですよね。 有名作家の何十万円もする壺や絵画などを集めている、お金持ちの道楽をイメージする方もいるでしょう。 なんだか、敷居が高い!と思ってしまいます。
でも実はそんなことはなくて、骨董品の中にはお手頃で魅力的なものがいっぱい見つかります。
骨董品とはフランス語ではアンティーク。アンティークと聞くと、ちょっと身近でおしゃれな感じがしてきましたか?
今人気の古民家カフェやヨーロッパ調の美容院で使われている、味のあるインテリアを思い浮かべてみて下さい。 そのような場所では、素敵なアンティークの品々が使われていることが多いのです。
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骨董品ってどんな物?
骨董品とは
辞書で「骨董品」を引いてみると、「美術的な価値や希少価値のある古美術や古道具類、または、古いだけで実際の役には立たなくなったもの」とあります。 要は、歴史を感じる古いものなら、なんでもOK!なのです。
どんな種類があるの?
ここでは、人気の高い骨董品の種類についてご紹介しますね。
陶器
お皿や湯飲み、花瓶など、生活に密着したものなのですが、人間国宝と言われる作家の遺作には何百万円もの値がつくことも・・
骨董市に行くと、有田焼や伊万里焼、備前焼など、焼き物によって全く違う雰囲気のものが並んでいるので、自分のピンとくるものを探してみましょう。学生さんのおこづかい程度でも見つかるので大丈夫です。
西洋の陶磁器は、お皿の裏に「刻印」と呼ばれるマークが付いていて、それにより作られた年代や場所がわかります。模様やフォルムなどデザインが優れているものが人気ですね。
家具
ヨーロッパのアンティーク家具は、現行品にはない貴重性があり高価です。 日本にもイギリスの家具専門に修復する職人さんもいるくらい、長い間使われて世界中で取引されているので、100年以上昔の物が日本のお店でもすぐに見つかります。
また、日本の古いミシンや小引出しは、その可愛い見た目から女性に大人気ですし、自分でもリメイクがしやすいので、カフェなどでよく飾られているのを見かけますね。
絵画などの美術品
オークションで○億円!?などと、テレビでやっていることもあります。もちろん、縁のない世界なのですが・・。
でも、昭和のお菓子のポスターや、イギリスのアンティークの動物のミニチュアなどは可愛くて、アンティークショップでも注目を集める物です。 絵や置物はインテリアとしてポイントとなる部分なので、こだわりの見せ所ですね。
骨董品の使い方
古いものをアレンジして、生活の中で使ってみたり、DIYに取り入れてみましょう。 一番人気なのは、錆びたアルミのバケツやホーロー製のタライに、植物を植えたり置いたりして、ガーデニングを楽しむ方法です。シャビーな古道具と草花は相性バツグンなのです。
自宅のドアノブをヨーロッパのアンティークの物に変えてみたり、昭和時代のシュールな人形を飾るだけでも、一味違う個性あふれるお部屋に大変身します。
上級者になると、昔のミシン台の上の板を取り換えて作業机にしたり、ガラスの漏斗にランプをつけてムーディーな照明にしたり・・アイデアは尽きませんね。
骨董品の魅力
全て一点もの
時を経て変化した古い物たち・・変色したり、すり減ったり、錆びたり、1点1点まったく同じものは存在しません。
流行アイテムのピューター(錫)製のお皿は、変色具合が良い感じだと、驚くほど高値が付いたりします。机や椅子も擦り減ることで角が取れ、元々はセットで作られたものでも、1つずつ違う雰囲気に変化していて面白いですね。
昔のはしごも人気家具の一つですが、苔が付いている方が高価になったりも・・どこまでも、マニアックになれる世界がそこにはあります。自分の心にささる品を、宝探し気分で探しに行きましょう。
海外アンティークはおしゃれ!!
ヨーロッパでは、100年以上経った古道具を「アンティーク」、それ以下の古道具を「ビンテージ」や「ブロカント」と言います。日本と違って、経年で言葉の使い分けがされているのですね。
古い家ほど人気があり価値があるとされていて、それに合わせて古いものが人々に愛され大切にされています。 ベルサイユ宮殿を彷彿とさせるデコラティブな照明などは、リビングに飾るとお姫様気分ですね。
また、男性に人気なのは、イギリスやオランダのシンプルな陶磁器です。 美しい佇まいのみに焦点をあてて作られているような垢抜けたセンスに脱帽してしまいます。
日本のお店でも見つかるので、ぜひ探してみて下さい。
眺めるだけでも楽しい!
ザ・骨董品というと、豪華な壺や掛け軸を客間に置いてアートとして鑑賞するのがお決まりですね。 そんなに高価な物でなくても、時を経て古くなったものは、人を惹きつける存在感があるのです。
例えば、昔のガラスの器やビーカーなどの実験道具、はたまたお菓子の瓶。 ゆらゆらした手吹きガラスの中には気泡が入っていて、ぴかぴか光って美しく見ているだけでうっとりとします。
骨董品収集家の中には、ガラスばかり集めるコレクターも多いのです。
骨董品を手に入れよう
イベントに行ってみよう!
「古道具屋」「アンティークショップ」などを掲げているお店、あなたの町にもあるはず。 でも、どんなお店が自分の好みに合うかわからないし・・
そんなときは、世界中の様々な種類の骨董品が一度に見られる、アンティークショップが集まるイベントに行ってみては? そこでお気に入りのお店を見つけましょう。
東京蚤の市、関西蚤の市
年に2回ほど、東京と兵庫で開催されるイベントです。 厳選されたセンスのいいお店だけが日本中から集まるので、これに行けば古道具を素敵に使うヒントも得られます。
骨董ジャンボリー
日本最大の骨董品のイベントで、500店もの骨董商が東京ビックサイトに集まります。 全部見て回るのは大変なので、気合を入れて行って下さいね。
なるべくお安く・・神社などの骨董市
地域の情報誌を探してみると、「骨董市」の開催情報が見つかると思います。 そこでは、昔から骨董商をしているおじさま達が出店をしています。
有名な焼き物が数百円で買えるなど、掘り出しものが見つかるかもしれません。 商品を段ボールに入れたままで放置していたり、洗わず埃や汚れまみれの場合も多いので、軍手とマスクを持参して準備万端で行って下さいね。
お手軽!ネットショップやオークションサイト
最近ではどのお店もネットショップを併用して運営していることが多いので、おうちでも気軽に骨董品が買えます。 ヤフオクなどのオークションサイトでも、たくさん見つかるので「アンティーク」で検索してみて下さいね。
まとめ
古い物を生活に取り入れる骨董品。イメージが湧いてきたでしょうか?
一度役目を終えた古い物の中から、あなたのアイデアで、新しい役目を与えられ生まれ変わります。 年月を重ねた古いものを生活に取り入れて、個性を発揮しちゃいましょう。
あなただけの素敵な骨董品を探しに出かけませんか?