自衛隊航空祭
日本の空を守ってくれている航空自衛隊。新聞やニュースで見聞きすることはあっても、なかなか身近なものでなはいので、少々縁遠い気がしますよね。
その自衛隊が開くイベントで、一般開放されて入ることができる「航空祭」なるものが密かに人気を呼んでいるようです。学祭のようなもので、イベント気分で行くことができます。いろいろな販売店や食べ物の出店やショーもあり、内容的にも立派なお祭りそのもの。
普段はなかなか立ち入ることのできない自衛隊を少し覗いてみませんか?
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自衛隊の航空祭ってどんなお祭り?
航空機に興味を持ったこともなければ、国防に関して大して見聞もなく、興味を持ったこともない方ほとんどでしょう。 実際に行っても自衛隊や航空機マニアの方しか楽しめないのではないかと思うかもしれませんが、実は子どもからお年寄りまで気軽に楽しめるところなんです。
例えば、子どもから見ると、ものすごいスピードでカッコ良く飛ぶ飛行機、大人から見ると災害救助や日本の領空を守る航空機の性能や迫力を感じたりと、見る人によって様々な楽しみ方ができるのです。
また、大空に描かれる円やハートの飛行機雲は、操縦士の技術が織りなす芸術作品。きっと感動しますよ!
自衛隊航空祭の魅力
青い空と飛行機の爽快感
わかりやすいのは航空ショー。基地によってショーに使われる航空機が違います。ヘリコプターや救助用航空機、ニュースなどで聞いたことのある「F15」や「ブルーインパルス」など種類は様々です。
まずは耳をつんざくようなエンジン音に驚き、ヘリコプターが見たことのないほど地面に当たりそうなほどの低さで、大きくユラユラと機体を揺らしていたりする不思議な光景を眺めましょう。轟音を聞くだけでも日ごろのストレスがぶっ飛びます!
かなり大きく左右に機体を振りながら、操縦席から笑顔で手を振ってくれているのを見ると、日ごろの訓練とどれほど高い操縦技術なのか考えずにはいられません。
自衛隊について学べる
見慣れない航空機が多く展示されているので、新しい興味や発見を引き出せるかもしれません。事前知識も必要なく、航空機の名前も知らずに行っても、ショーを見たり、展示を見ながら歩いているだけで、自然といろいろな知識を得られてしまうというお得なイベントなんですよ。
航空機の種類や性能はもちろん、普段の訓練がどんなもので、どれほどの操縦技術かを学ぶことができます。彼らの訓練が私たちを守ってくれているということを知り、安心感と感謝でいっぱいにならざるをえません。
雨天開催あり!&入場料は無料!
実はこのお祭り、雨天でも開催されるのです。雨天の場合は、航空ショーはできませんが、航空機の展示や出店などがあるので、子供と一緒でも、飽きさせることなく楽しむことができるとは助かりますね。普段行き慣れた動物園やテーマパークとは、全く違うワクワクを体験させられるでしょう。
なんといっても、入場料は0円。タダなんです!年齢制限も身長制限もなく、誰でも楽しむことができるので、年々これら航空祭の良さに引き込まれる人が増え、基地によっては順番待ちや、ヘリコプターの搭乗をめぐって整理券が出ることもあるほどです。
航空祭に行ってみよう!
最寄りの航空基地を調べる
日本各地に基地があるので、遠方まで行かずとも一番近い基地の航空祭に行くだけ。自衛隊のホームページに年間の航空祭のスケジュールが載っているので、調べてみましょう。自衛隊とは別に、航空祭自体のホームページもあるので、そちらの方がより詳しい情報を得ることができるでしょう。
ホームページでは、全国の基地の開催日やショーの内容を知ることができます。事前にどんなショーが開催されるのか、調べておくとより楽しみが増えますよ。
必要な物は?
「空を眺めにいくという気持ち」だけあれば十分。全く専門的な知識は要りません。気合も、思い込みも不要です。用意する道具もなければ、手ぶらで交通費と昼食代さえ持てばOK。期待せずに、気軽に行くことができます。
特にオススメは秋の空。航空機や自衛隊に興味がなくても、空を眺めて楽しむお祭りといった感じで行かれるのがよいでしょう。空高く晴れた爽やかな青空を、心置きなく眺めて、自由に航空機が飛ぶ姿をみると、いつのまにか心まで晴れやかになります。
まとめ
毎年10万人以上の来客数がある航空祭。こんなに気軽に手軽に楽しめるなら、もっと早く知りたかったと思うことでしょう。
そして行ってから、きっとまた行きたくなるお祭です。 楽しみ方は人それぞれ、「秋の青空を眺めに行く」や「あの航空機のショーがみたい」など。
気軽にのんびりと時間を過ごす気分で、すっきりと晴れた秋の青空を眺めに行きませんか?