アファメーション
子どもの頃から言い聞かされていた言葉はありますか?
その時は役に立っていたかもしれません。 しかし、環境も年齢も変わった現在になってもずっと影響し続けているとしたら、あなたの役に立つどころか、足を引っ張っているかもしれませんね。
アファメーションでは前向きな言葉を繰り返し書いていきます。 そのことで、知らず知らずのうちにその言葉を自分の中へ刷り込み、無意識に良い影響をもたらしてくれるという考え方です。
うまくいかない自分へ応援をするように書いていくことで、望んでいる方へ少しでも近づけるようになります。
悩むより、まず一文でも書いてみませんか?頑張っている自分を肯定し、応援するお手紙です。
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アファメーションとは?
言い続けられると本当になる?
こんな事を知っていますか?小さい子供は例え太っていなくとも「太っているね」と大人に何度も言われていると本当に太ってしまうそうです。 子供ですから太ろうと思ってカロリー計算していたわけではありませんよね。 言葉の持つ力というのは案外大きいものなのです。
だったら、この作用を良い方向に使ってみませんか?というのがアファメーションです。
自分の望むこと、願い事を優しい言葉で書いて、自分に浸透させてみましょう。
これで願いが叶うなんて馬鹿げていると思いますか?真剣に考えた一文の持つ力は、将来の自分を変える可能性を大いに秘めているのです。
どんな文章を書くの?
書き方の基本は、「願い事を、叶った様に書くこと」です。叶った後のように過去形で書きます。
例えば「私は理想的な彼氏ができて、毎日幸せな気持ちでいます」といった具合です。
不思議な書き方ですが、ここが最大の特徴です。必ず書き出しを「私は」で書き、願い事をより具体的に書いていきます。 「理想的な彼氏」の理想をより具体的にすると良いわけです。
「私は」で書き出すと自分のことばかりのように思えますが、他人の幸せを願う時は、願いが叶ってその人が幸せになった事で自分も幸せだ、といった内容にすると書 きやすくなります。
もうひとつのルールは、10個以内ということです。 この書き方に慣れないうちは10個も書くのは難しいですが、願いをただ羅列するのも定まらないので、個数限定です。
限定なので、選んでまとめる必要があります。まとめる作業がより精度を高め、脳に刷り込んでくれるのです。
アファメーションの魅力
前向きな自分になっていく
例えば、人付き合いが苦手で克服したいと思っているとしましょう。その場合、無意識のうちに「私は人付き合いが苦手なんだ」という否定的な言葉が自分に刷り込まれている可能性があります。
これをひっくり返すには肯定文が効果的です。
「私は人と一緒にいるのが楽しくなってきた!」といった肯定文を自分で考えて書くことにより、自分にしっくりくる前向きな感情を受け入れられるようになります。
このように考えると、嫌なことや苦手なこともどんどん前向きに考えられるようになるんですよ。
今までより自分を大事にするようになる
前向きになることで、自分をもっと良くしようとします。 もちろん「良い」という感覚は人それぞれ。「自分にとって良い自分」になっていくと、自然と「自分が好きな自分」になってきます。
自分を責めたり否定しない考え方に切り替えることで、リラックスした毎日になっていくでしょう。 いつの間にか何もかも望み過ぎて、自分を圧迫していたことに気付くかもしれません。 つまり、アファメーションは前向きな日記とも言えます。
振り返って自分を分析し、考えて文を書いて形にする・・・ 日記は自由なので、何のルールにも縛られずあなたを紙の上で開放してくれますよ!
だんだんと現実的な考え方になっていく
願いが叶うからといって何でも書いていくうちに、現実味のない事は書かなくなってきます。 そんな願い事は、実は自分に必要ないものであると気付くからです。
アファメーションをすることで、『今の自分に必要なことが何であるか?』という、普段考えてもいなかった自分の内面に気付けることが大事なポイントです。
その必要なものに対して、自分に「●●してもいいよ」と許可することで叶うようになります。
つまり、知らず知らずのうちに「●●しない方がいいよ」と自分に禁止していた事に気付くのです。
禁止なんかしていないと思うかもしれません。しかし、昔誰かに言われた言葉の力かもしれず、無意識にやってしまっていたことに気付けるわけです。
アファメーションのはじめ方
使う道具はふたつだけ
アファメーションは紙とペンさえあればはじめられます。特殊な道具などはいりません。
毎週、毎月など継続して書いていく場合は、お気に入りのノートに好きなペンで書いてみましょう。 それだけでウキウキした前向きな気持ちになれますよ!
道具に特別な思いが入ると、それを使う時に「さあ書くぞ」という気持ちの切り替えができるので、とても効果的です。
どんなスパンでもすることができます
例えば、毎月1日に月初めの目標として書くことができます。 あるいは満月に書いて、文字どおり「月に願いをかける」様にしても面白いでしょう。
できれば決まったスパンで行うようにしてみてくださいね。 決まったスパンで行うと、前回からの自分はどう行動していたか?一人で反省会ができるようになります。
私たちの毎日は小さなサイクルの繰り返しでできています。
一日、一週間、一か月、一年・・・
このサイクルのどこで体調が良くなり、どこで願いが叶うのか、あなただけの特徴が見えてくるかもしれません。
まとめ
忙しい毎日を送っているうちに、知らず知らずのうちに自分の声にフタをしていることも多いのではないでしょうか? このフタを少し緩め、本当はこうなったらいいなという希望を自分に言わせてあげましょう。
朝起きた時、見えるものが少しだけ明るく変わってくるかもしれませんよ。