フィギュアスケート

フィギュアスケート

近頃、テレビや新聞で話題になっているフィギュアスケート。2014年のソチオリンピックで金メダルを獲得した羽生結弦選手や、「トリプルアクセル」で有名な浅田真央選手など、優雅に氷上を滑るフィギュアスケートは、今や国民的スポーツとも言える競技になりました。

氷の上でジャンプやスピンを華麗にこなし、音楽に合わせて表現する姿は、時に観る側の心を引き込み、感動を与えます。

そんなフィギュアスケートについて、ご紹介しましょう。

フィギュアスケートにはどんな技があるの?

フィギュアスケートのスピン

ジャンプ

ジャンプの種類は全部で6種類あり、踏み切りのエッジ(アウトかイン)や前後方向どちらに滑っているかなどで分けられます。唯一前方に向かって飛び上がるアクセルジャンプを除いて、全てのジャンプは後方に向かって踏み切ります。1つのジャンプの着氷後に次のジャンプを跳ぶなど、コンビネーションなどにして得点を稼ぎます。

スピン

軽い助走から、決められた範囲内で回転し続ける技です。上半身や下半身の位置を変えたり、ジャンプを助走にしてスピンを行なったりと、回転することが難しいと判断されるほど得点は高くなります。1つの姿勢で3回転以上回るスピンを組み合わせたコンビネーションスピンと、ジャンプからスピンに移るフライング系スピンなどがあります。

ステップ

フィギュア=図であるように、「滑る技」をステップと呼び、ステップを組み合わせたものをステップシークエンスと呼びます。爪先を使ったトウステップや、進みながら回転するツイズルなど、多数のステップがあります。ステップシークエンスでは、両方向への回転や上半身の動き、音楽に合わせながらスピードも保持するなど、実はすごく難しい部分でありながら、個性を発揮できる場所でもあります。

フィギュアスケートの魅力

フィギュアスケート

全てが自分だけのオリジナル

単純な前後方向への滑り方や、ジャンプ等の技を取得しても、誰かと全く同じように行うことは不可能です。それがその人自身の魅力となります。

自分の好きな音楽に合わせて、好きな滑り方や技を取り入れて、自分だけのオリジナルプログラムを作ってみましょう。作成する楽しみだけでなく、身近な人へ発表すれば、感動を与えること間違いなしですよ。

シェイプアップとスタイルキープ

とにかく滑るだけで、体幹や両脚の筋肉を存分に使用します。よって、身体全体の筋力アップと共に、脂肪燃焼効果が期待できます。

また、フィギュアスケートは魅せる競技であるため、自然と美しく滑ることを意識するようになります。すると、姿勢だけでなく、手先や足先まで意識が届くようになり、普段の生活の中でも美しい姿勢が保てるようになりますよ。

スケート観戦の楽しみ

自分が上達するほどに、観戦する楽しみも倍増!テレビに出ている選手たちの凄さも感じながら、自分の好きな滑り方や気になる技など、観て学ぶこともできますね。さっそく自分のオリジナルプログラムへ取り入れ、練習してみましょう。

また、冬のシーズンには各リンクで試合を行なうことが多くなり、時々有名な選手が出場していることもあるため、観戦に行くのもよいでしょう。ほとんどの地方大会であれば、無料で観戦できますが、撮影などは禁止されている場合がありますのでご注意ください。

フィギュアスケートを始めるポイント

滑る方向は反時計回り

基本的に滑る方向は、どのアイスリンクへ行っても反時計回りです。ジャンプやスピンも反時計回りに行いますが、海外では時々逆回転の選手がいます。

両つま先を外側に45度

フィギュアスケート靴の構造上、つま先の部分がギザギザに尖っているため、普段歩くように足を前に出すと、引っかかって転んでしまうことが多々あります。そのため、両つま先を外側に45度ほど開き、片足づつ斜め前方向にスライドさせて滑るイメージを持つと、上手に滑れます。

上達の秘訣!

とにかくたくさん滑ってください!おそらく最初に感じる難しさは、氷の上でバランスを取ることでしょう。たくさん滑ることで、コツが掴めてくるとともに恐怖心がなくなり、後ろ向きやストップ、カーブを曲がる際に使用するクロスに挑戦できるようになります。

フィギュアスケートのはじめ方

スケートシューズ

インターネット検索

まずは近くのアイスリンクをインターネットで検索し、そのホームページにて営業時間や滑走料金を調べましょう。地方によって滑走料金が異なる場合がありますが、500円から1000円ほどです。貸し靴料金が別に発生する場合があります。リンクによっては、学生割引や夜間割引を行なっている場所もあるので、要チェックです。

必要な持ち物や服装

手袋がなければ滑走できないリンクもあるので、手袋は必ず持って行きましょう。また、転倒した場合や、汗をかいた場合の着替えがあると良いでしょう。服装は、動きやすく、万が一転倒した際の怪我を防ぐために、肌があまり出ていないものを選びましょう。

涼しいイメージとは裏腹に、滑っていると暑くなることがあるので、脱ぎ着しやすいパーカーやジャケットの着用をオススメします。

本格的に始めたい方

スケート教室では、様々なインストラクターの方がレベル別に教えているので、教室で習いながら、教え方の違いや自分に合っているかを検討することができます。もしくはリンクへ直接赴いてみて、先生を探してみるのもいいかもしれません。

スケート教室の料金は、リンクによって異なりますが、1ヶ月4回、各1時間程度で約3000円〜です。

最後に

フィギュアスケート

自分の好きな音楽で、自分だけのオリジナルプログラムを踊る。これは、他の競技にはない楽しさです。また、練習過程で、シェイプアップやスタイルキープが期待できます!

今まさに話題のフィギュアスケートを、始めてみましょう!