中国語を学んだことで広がった生き方と将来
初めて中国語を学んだのは、大学での第二外国語の授業でした。何も迷わず中国語を選んだのは、私が生まれ育った土地柄のせいもあるかもしれません。私が育った地域は華中の人が多い都市。中国の春節や中秋節を市をあげてお祝いする場所なので、中国は私にとって身近な国でした。
そして、何より「漢字だから簡単そう!」という何とも単純な理由からでした。ただ、大学の授業は卒業単位のために受けているという気持ちが否めず、授業を受けている間は趣味になるほど打ち込めませんでした。
では、なぜきっかけが授業なのかというと、「留学してみたい!」と思った時に大学でちょうど募集が出ていたのが、北京の大学。そして、その条件が「第二外国語で中国語を受講もしくは単位取得していること」だったのです。授業を受けていた私は迷わず中国への留学へ応募をし、無事留学することができたのです。
北京に行った当時は何も話せなかった私。「你好」「谢谢」しか言えないし、分からない。その土地にいるのに話せないのが悔しい!話せるようになりたい!そう思ってがむしゃらに中国語を勉強しました。留学中の1年で初級レベルくらいには話せるようになったと思います。
帰国後、本格的に趣味としてスタート
初級レベルくらいになると、簡体字のほうが簡単に思えるくらい、日本語の漢字は面倒くさいと感じました。
まず、私が学習方法として選んだのは、「音楽を聴く」ことでした。文法を覚えることは、やはり1番難しいですし、「日本人は型から入る」という習慣が私には嫌でたまらなかったのです。そして、分からないなりに耳にすることで発音を聴く習慣ができ、日本語にはない発音を習得することができると思います。
あとは、中国語の動画を見るのも勉強になります。中国は国土が広いため普通語の字幕を出すことが一般的です。何度も見直すこともでき、気になる一文も最後まで確認できます。
中国人の観光客と話ができる!
そして、趣味が役立つイベントも観光地でもある私の地元には中国人観光客が多く、困っているところを見かけるとついつい話しかけてしまいます。そして、彼らの目的地を教えるついでに話し込んでしまうこともしばしば。
実際に、中国人と話すことができるのは、学習者にとっても良い機会です。そして、彼らの文化を知ることは日本の文化について改めて考え直す機会にもなるのです。彼らはニュースで言われているほど日本を嫌いなわけではないし、1人1人が皆違い、明るい性格の国民です。日本人もそれぞれの性格が違うのと同じですね。
最近、私が住んでいる地域は外国人向けのイベントも多く、公的、民間団体関わらず毎週イベントが開催されています。そんな中、民間団体のイベントで簡単な中国語翻訳が必要となり、イベントに参加することとなりました。どれだけ役に立つかは分かりませんが、趣味を趣味として終わらせるだけでなく人のために使える機会に恵まれたことに感謝しています。
中国語を話す地域で働くことが夢
現在は、中国語とは関係のない職に就いておりますが、将来的には中国語を話す地域(中国語大陸、台湾、シンガポールなど)で仕事をすることが夢です。
現在は、そのために中国語講座に通っております。上海出身の中国人の女性から中国語を習っているので、なまりも少なく、普通語を学ぶには最適の先生だと思います。いつかその夢を叶えるためにも、20代後半ですでに習慣となった中国語学習を続けたいと思っています。
30歳を前にそんなことを言っているなんて人からは馬鹿にされるかもしれません。でも、人生80年!30歳くらいで人生の転機を迎えるのも悪くないなと前向きに考えています。
中国語は簡単じゃないけど、難しくもない
中国語を習得することはー そもそも外国語を習得することは、島国に住む私たち日本人にとっては少々難しいものです。
それは、海を隔ててでしか、他言語に触れる機会がなく、日本語の発音が極めて平坦で、外国語のように発音を気にすることが必要ないからです。ただし、勤勉な日本人にとって文法の習得や文字を覚えることは容易にできます。だからこそ、中国語学習は日本人に向ていると言えるのです!
中国語で使われている文字は「漢字」です。そして、中国語の文法は、特に動詞は活用形などで形が変わるものはなく、文の型を覚えるだけでいいのです。それに、中学、高校の古典の時間に漢詩を習ったと思いますが、それを日常会話にしただけと思えば意外と簡単にハマと思います。
折角のお隣の国。中国語を勉強して、自分の世界を少しだけ広めてみてください。
中国語の体験談
中国語を学んだことで広がった生き方と将来
(長崎県 20代 女性 )
初めて中国語を学んだのは、大学での第二外国語の授業でした。何も迷わず中国語を選んだのは、私が生まれ育 ...