昆虫館めぐり

昆虫館めぐり

みなさんは昆虫と言うと、どんな虫を思い浮かべますか?

虫かごを首にかけて、ひらひらと舞うチョウを追いかけたり昆虫採集をしたり。懐かしい夏休みの思い出でしょうか。 しかし、昔よく見たチョウやバッタも、今では見かけることが少なくなってきています。

そこで昆虫館です。日本の昆虫はもちろん、日本では見たことがないような美しい外国の昆虫がたくさん展示されています。知っている虫、知らない虫も大切な自然の生き物。その美しさに魅せられてしまいます。

そんな昆虫館の美しい世界を覗いてみませんか?

どんな所で見られる?

ヘラクレスオオカブト

昆虫館、実は全国にたくさんあるんです。博物館の中に昆虫の展示があったり、遊園地の中に昆虫の展示をしているところも。 学校や公共施設に展示する移動動物園では、子供に人気のクワガタ「ヘラクレスオオカブト」を見かけたこともあります。

展示施設によって趣向をこらした展示の方法、虫の種類や数も様々です。近所の施設をまわったら、旅行を兼ねて遠くの施設に見学しに行くのも楽しいですね。

昆虫館の魅力

オオゴマダラ

昆虫を知る、観察できる

身近にいる昆虫から、遠く離れた世界の珍しい昆虫まで様々な種類が展示されています。

キラキラと色鮮やかなタマムシ、普段は近くで見ることのできないハチの鋭い針、忍者のように草木まぎれたバッタ・・・

実際に近くで見てみると、テレビや図鑑では見られないような細かい特徴も観察できますね。

体験できる

ビニールハウスに放し飼いをしている昆虫館もあります。その中ではチョウがひらひら優雅に飛び回っています。頭や手のひらに乗ってくるような、穏やかで人懐っこいチョウはとてもかわいいです。美しさに触れてみて、あなたに癒しの時間がゆっくりと流れてゆくことでしょう。

また、カマキリの模型で昆虫の世界を覗いてみたり、昆虫食を体験できる所もあります。展示物を見るだけでない、そんな不思議な世界を体験できるところも多くなってきています。

子供の学習にも

特に都会では昆虫に触れる機会が少なくなってきています。日本にはきれいな音色で鳴く鈴虫、体の一部が光るホタルやセミ。こんなどれも命の短い虫たちも、昆虫館で触れることで昆虫にも命があること、小さきものへの愛情、命の尊さを感じてもらえる良いきっかけになります。

今まで知らなかったことや、虫について疑問に思ってたことを昆虫館で学んでみませんか?いつか図鑑で見た虫とも出会えるかもしれません。

昆虫館に行ってみよう!

名和昆虫館

下調べしよう

インターネットや雑誌で昆虫館の場所、ルート、開館日、開館時間などをあらかじめ調べておきましょう。 県や市が営業している昆虫館は閉館時間が早い所がありますので気を付けてくださいね。

同じ地域にお住まいの学生の方は学校から配布される割引券を利用できますし、友の会の優待の割引もあるので活用しましょう。

足を運んでみよう

昆虫館は季節問わず色々な昆虫が見られます。珍しい草木や花の展示があることも。昆虫だけでなく、他の関連の展示物も楽しく見て回れ、年齢も小さい子供から年配の方まで充分に楽しむことができます。

近くで見つけた虫の名前や標本作りを教えてもらいたい時、体験学習の日も設けてありますので、是非足を運んでみてください。友の会入会で講演会などの行事への参加、虫を見に行くハイキング情報も教えてもらえます。

入館料は?

県や市の所は大人でも300~400円前後、子供は中学生以下無料とお安い料金です。 団体割引、障害者の方とその介護者の方は無料など。これなら交通費が少しかかっても気軽に行くことができますね。 また、広い施設ならじっくりと時間をかけて見物したり、何度か足を運んでもいいですね。

まとめ

タマムシ

七色に光る昆虫、チョウが抜けた後の金色のさなぎ、何かにカモフラージュした虫、そんな綺麗な昆虫たちの世界を見に行ってみませんか?生体の秘密、虫から見えているのはこんな世界。とても不思議でびっくりすることばかりですよ。

見終わった時は世界旅行へ行った気持ちになってしまうほど。お一人でも、家族や友人とでも、子供から大人まで何回行っても心が癒されること間違いなしです!

飽きることはない美しい昆虫の魅力、あなたも覗いてみましょう。