日本酒
日本酒は、お水とお米、麹を材料に醸造して作られる日本特有ののお酒です。
日本のお酒の中には同じような材料から作られる「焼酎」や「みりん」がありますが、『日本酒』といえば『清酒』と呼ばれるものをさします。
見た目にも美しく、香り豊かで素材の味を引き立ててくれる日本酒は、そのまま飲むだけでなく、料理に使うなど、使いやすさも抜群です。
そんな日本酒で引き立つ、美味しい世界をご紹介したいと思います。
<< 目次 >>
日本酒の選び方
日本酒には、たくさんの種類があります。
等級だったり名前だったりズラリと並んでいますが、初めて選ぶときのポイントは"なにに使うか"を意識することです。なにに使うかを意識すると、グッとわかりやすくなります。
例えば、
- 日本酒そのものを楽しみたい
- 料理に使いたい
- 話題の日本酒を見つけたい
など、日本酒は使い方によって細かく分類されています。
料理に使うなら安価なものでもいい!飲むなら美味しいものが飲みたい!そんなふうに決めておくと気軽に楽しむことができます。
日本酒の王様
日本酒はお米からできています。その中でも、お米にこだわりお水にこだわり、香りや光沢、味が特に良いものが大吟醸と呼ばれる日本酒の王様です。日本酒は分類が複雑ですが、その分わかりやすいように表記してありますので、手に取って注目してみてください。
日本酒の魅力
色の美しさ
その光沢に、思わず引き込まれてしまいそうになるとさえ言われる日本酒は、その独特の色が魅力です。キリッとした透明なものから、にごり酒と呼ばれる牛乳をもう少し柔らかくしたような色合いの、白っぽい日本酒もあります。どんな料理も邪魔しない、控えめな美しさとも言われています。
香りが良い
料理に使って火をいれても、ほんのり甘い香りが残る日本酒は、飲んだあともふわっと香る余韻に浸れるお酒でもあります。休日をゆっくり楽しみたい、疲れた自分へのご褒美としてじっくり楽しみたい、そんなときにオススメです。
四季がある
冬に醸造し、春夏に貯蔵し熟成させ、秋になってやっと飲める"ひやおろし"と呼ばれる四季を感じる日本酒があります。1年を通じてひやおろしが造られ出荷される頃、また原料のお米が収穫される、そんな季節も味わえる逸品です。
ロマンがある
熟成したお酒を搾るときにも段階があり、その中でも最後の最後に搾り出され、垂れてきたお酒を『雫酒』と呼ばれることがあります。この雫酒は日本酒の中でも出品酒に使われるような高級酒ですが、そんな美味しい雫をポタリポタリとじっくりゆっくり待つという時間と、その様子を静かに思い浮かべるとなんだかロマンがありますね。
日本酒を飲みたくなったら
コンビニでも買える
日本酒はコンビニでも買うことができます。価格も数百円からありますし、量も飲みきりサイズの小さなものから、みんなで飲める大きなサイズまで様々。いつでも気軽に楽しめます。
温めて飲みたい
日本酒は「燗(かん)する」、つまり温めて飲む飲み方や常温で飲む呑み方、冷やして飲む飲み方など様々あります。どんな温度でも美味しいことが日本酒の魅力でもあります。自分の飲みたい温度で冷やして、または温めて楽しみましょう。
電子レンジに"熱燗"の表記があればレンジでチン!とするだけで適温の温かい日本酒のできあがり。表記が無くても、ワット数に合わせて何分温めれば良いかといったレシピが、その日本酒の裏面やインターネットにも載っているので調べてみましょう。
ノンアルコール日本酒も
アルコールが苦手な方のために、ノンアルコールの日本酒もあります。みんなで一緒に雰囲気を楽しみたいという方にオススメです。また、お酒を飲めない方に可愛い日本酒用のぐい呑みなどを使って、雰囲気でおもてなしをするのも素敵ですね。
日本酒を味わおう
日本酒は、スサノオとヤマタノオロチ伝説にも出てくるほど、日本人とは切っても切れない素晴らしいお酒です。和食だけでなくどんな料理にも相性がいいことも、取り入れやすさの1つ。
たくさんの種類の中から、まずは気に入った名前のものを手に取って、一口の日本酒から味わってみませんか?