頭をフル回転させて楽しむ囲碁

頭をフル回転させて楽しむ囲碁

私はもともと将棋を父から手ほどきを受けていたので、将棋は主人と休みの日に対局していました。 テレビゲーム類が苦手なので、家で気晴らしとなると将棋でした。

しかし、2年前に使っていたガラケーが潰れてしまい、主人の長年の夢で夫婦でスマホにしました。 スマホにゲームを入れると知り、やっぱり将棋アプリを入れましたが、ふと目にした囲碁アプリが気になって、自分のスマホに入れました。

囲碁アプリをどうして入れたかというと、ある将棋士のお話で、 「対局中に頭がパニックになった時には、囲碁をしていますね」 と聞いたことがあったので、一度囲碁をやってみたいと思い、囲碁を始めることになりました。

眺めていた娘も覚えてしまい、一緒に講習会で覚えました

黒と白の碁石を碁盤に並べて勝負をするのですが、オセロとは全く違うし、ルールも将棋より厳しい面が多くあります。 相手を思いやりながらも、自分は相手に石を取らせないという作戦を状況に応じて考えないと負けてしまいます。

碁盤の目数も、9路・13路19路とあり、19路が正式盤です。初心者は、9路か13路で鍛えるというのが、定番です。 ずっと囲碁アプリを入れてから9路で対局していると、娘が「私もやってみたい」ということで、iPad miniに同じアプリを入れました。

しかし、「顔と顔を突き合わせる」というのが囲碁と将棋の基礎ですので、 日本碁院の講習会で基本を教えてもらって、後は娘と二人で独学にて覚えました。

速読力が自然とつき、相手の戦法を見破る力がつきました。

囲碁は、どこに石を置いても構いませんが、約束事があります。 「やられたらやりかえす」というのは「コウ」と呼ばれ、禁じ手とされています。 相手に自分の石が取られないように、「自殺手」というのを作りながら、相手を不利にする手を基本から応用して、自分の攻撃法で戦います。

頭の中で、石の動きの全てをアマチュアでも10手先まで考えるし、9路や13路だと持ち時間が短いので即決力が身に付きます。

即決力とともに速読力もついて、小説を1日か半日で読めるようになります。 娘は速読を習いに行っていますが、1か月間で、1000文字から今は1400文字とスコアを上げています。 1か月で400文字というのは、実は半年かかるという話でした。

今は級だけれども、娘と段位を取ってインストラクターになりたい

新聞で段位認定試験の問題が掲載されているので、10回分を送ると、級もしくは段位を日本碁院から出してもらえます。私は現在12級です。

娘は、中学受験で志望校見学会のクラブ体験で囲碁部のお姉さんと対局をしました。 しかし、とても強くて、娘が「参りました」をしました。 娘はこれをきっかけに志望校をこの学校に決めたのですが、インストラクターから「腕がいいから、絶対合格して入部してね」とスカウトされたので、頑張って勉強をしています。

私は、まだまだなので、段位認定試験を地道に出して、段位を取りたいと思います。そして、インストラクターとして活躍したいと考えています。

長く続けるには、囲碁アプリや小さな囲碁盤での対局で十分です

本当は、日本囲碁院の支所で教えてもらうと道でも上達は早いのですが、日本囲碁院の場合、施設としては5か所しかありません。 碁会所も少なくなっていて、個人教室も少ないのが現状です。

日本囲碁院のネット対戦のサイトがありますが、有料会員でかつ段位がないと、相手にしてもらえません。 また、メンバーが多国籍で、挨拶なしでいきなり対局開始ということもあったりと、 金銭面などの理由で日本碁院のネット対戦を避ける方は多くいらっしゃいます。

囲碁アプリを使いながら、小さな13路ぐらいの碁盤で対局するのが、長続きするコツです。

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