とんぼ玉

とんぼ玉

夏が近付いてくると、涼しげなアクセサリーに目がいきませんか?

そんな中で、最近、「蜻蛉玉(とんぼだま)」というガラス細工の飾り玉がテレビでも紹介されていたりして、知名度や人気を集めてきています。皆さんも、1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

とんぼ玉の魅力を、初めて聞いたという方にもわかりやすくご紹介しますね!

とんぼ玉ってどんなもの?

とんぼ玉

とんぼ玉の歴史

とんぼ玉とは、簡単に言うと穴の空いたガラス球のことです。

その名前の由来は諸説あるのですが、模様がトンボの「複眼」に見えることから、このような名前がついたと言われています。

エジプトなど他国の古来からのとんぼ玉を見ると、本当に細かく模様がつけられています。

貨幣のように使われたり、お守りのように使われたり日本では、江戸時代に伝わって来たと言われていて、歴史はとても古いです。

どうやって作るの?

作り方はまず、離型剤(出来上がったとんぼ玉を棒から外しやすくするもの)を付けたステンレス棒に、色ガラスの棒をバーナーで溶かし、巻き付けて更に溶かし球体にしていきます。

模様をつけるのも、色ガラスの棒とコテ(セメントを塗ったりするあのコテです。)を使って付けていきます。最後にゆっくり冷やして完成です。

とっても細かい作業ですが、完成した作品は、わが子のようにカワイイですよ!

とんぼ玉の魅力

とんぼ玉の魅力

たった1つの宝物

とんぼ玉は既製品ではないので、とにかく1点物。似たようなものは作れても、決して「同じもの」というのはないです。

とんぼ玉を作成する時のガラス棒を溶かした先は、真っ赤になります。作っている過程でも本来の色は見えません。 それを冷却材に入れて、ゆっくりと冷ますと本来の色を取り戻します。

その冷却材から出た瞬間が、作り手にとっても、とんぼ玉との初めての出会いとなります。 どのとんぼ玉とも同じものはなく、作る度に世界に1つしかないとんぼ玉との出会いです。

種類が豊富

古来からのとんぼ玉のように、細かい模様もあればとてもシンプルなものもあります。

最近では、花や生き物などのモチーフをガラスで作ったもの(これもガラス棒から作るのですよ)を中に閉じ込めたりした可愛らしいものまで色々です。男女問わず、お好みのとんぼ玉が、きっとあるはずです。

ガラスと言っても、透明度のないものもあれば、乳白色のものもあり、透明度があるガラスでも屋内と屋外で色の見え方や、服や肌に太陽の光がとんぼ玉を通して見せる影も素敵です。

アレンジ自在

とんぼ玉を1つ持っていると、好きな紐を通せばネックレスになるし、Uピンを通すだけでかんざしの様に髪飾りになってくれます。もちろん、かんざしのパーツをつければ、立派なかんざしになります。

ヘアゴムにつけても可愛いですし、紐を編んでブレスレットにしてみても良いですね!

また、少し太めの穴のものをつくれば、平打ちの紐を通して、帯留めのパーツにもなり、男性の棒ネクタイも作れちゃいます。

このように、1つの玉だけでもアレンジが豊富なんです!

とんぼ玉を作ってみよう!

とんぼ玉作り

どうやって学ぶ?

まずは、とんぼ玉の製作体験をさせてもらえるところを探しましょう。
どうしても近くになければ、YouTubeなどの動画サイトで製作過程を見てみましょう。
また、書店にもとんぼ玉の本が置いてあります。

材料を揃えよう

最初は、kinari などのとんぼ玉専門店で、スターターキットを揃えましょう。通信販売で購入できます。(作り方のDVDが付いてたりします。)

やってみて分からない事があれば、近くの作家さんを訪ねてみて下さい。体験は実施していなくても、分からないことは教えてくれるはずです。

初級編からレベルアップ

レベルアップしてきたら、バーナーを変えてみましょう。もっと複雑なことができるようになります。
とんぼ玉作りには終わりがなく、長く長く続けたくなると思いますよ!

さいごに

とんぼ玉まとめ

実際に手に取ってみたり、人が着けているとんぼ玉を見た方は、不思議とそのとんぼ玉から目を離そうとしないのです。 きっと、そうやって古来から現代まで途絶える事なく、魅力をつなげて来たのでしょうね。

そんな人を魅了してやまない、とんぼ玉が自分で作れるとしたら、作ってみたくなりませんか?

ぜひ体験して、素敵な趣味にしてくださいね。

トンボ玉作りを体験してみませんか?

トンボ玉作り体験は旅先の体験プランとしても人気になっています。

『不器用だし、なんだか上手くできる自信がないな・・・。』

と思っている方でも大丈夫。工房のスタッフの方が親切に指導してもらえますよ。

完成した作品は土産としても最適です。きっと思い出に残る体験になりますよ!