カリグラフィー
クリスマスやグリーティングカードを贈ったり贈られたり・・・
カードの中で優雅に装飾されたアルファベットを目にすることはありませんか?
その優美さからフォーマルなシーンの演出にも必ずと言ってもいいほど登場する手書き文字「カリグラフィー」は、結婚式の招待状、席札、ウェルカムボードには欠かせない存在にもなっています。
手書きの温もりや実用性も高いので、趣味に暮らしに仕事にと幅広く活かせるんです!
そんなカリグラフィーの世界へとご案内しましょう。
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西洋の書道・カリグラフィー
今、私たちの身の回りには、活字やパソコンなどの機械によって作られた文字であふれていますよね。でも印刷技術なんて無かった頃は、文字は人の手によって書かれるのが当たり前でした。
ヨーロッパではその昔、羊皮紙を使っていたのですがやはり高級なものでした。なので文を残す際、より多くの文字を紙に詰め込みつつ、より美しく表現しようとしたのがカリグラフィーでした。
ギリシャ語で「美しい書き物」という意味で、日本の書道と同じく文字を美しく書く技法です。西洋の書道と言われ、今では世界共通の教養となりました。
カリグラフィーの魅力
アルファベットを格調高く美しく
微妙な濃淡やかすれ具合など、人の手により丁寧に書かれたアルファベットは美しい表現力が印刷とは違った魅力です。 カードや結婚式のウェルカムボードなど文字に温かみと華やかさ、そして美しさを添えてくれます。 日常的なサインなど、いざという時に特技としても活用できそうですね!
贈りたい気持ち、大切にしたい言葉、とっておきのフレーズを文字に
誕生祝いやクリスマス、父の日や母の日、そして記念日など、プレゼントやカードを贈る機会って結構ありますよね。 そんなとき、言葉に込められた『心』を表現する「アート」として使われてきたカリグラフィーは贈り物にピッタリだと思いませんか? 大切な人、贈りたい相手を想像しながら「おめでとう」「ありがとう」の気持ちを込めたカードは、フレームに入れればそのまま飾れる贈り物にだってなります!
日常的に楽しめる
他の趣味と合わせて、表札やラベル書き、詩などの文学的な表現、生活に根ざす手芸・・・日常の様々なシーンやイベントに応用できちゃいます! 練習を積んでコツさえつかめば、毎日の暮らしを彩る作品たちに、温かさと力強い個性を与えてくれるでしょう。
カリグラフィーをはじめよう!
何で学ぶ?
書籍を参考にすれば、個人で十分に楽しむこともできます。カリグラフィー用品を扱っている文具・画材店や大手書店などで何種類ものテキストが売られています。 図書館にカリグラフィー関連が置かれていることもあるので、ぜひ最寄りの図書館にも足を運んでみてくださいね!
さらに実践的なスキルとして身につけたいのであれば、スクールや通信講座でしっかりと知識と技術を学ぶことをオススメします。
基本の道具4点
カリグラフィーは専用のペンとインクを使って文字を書きます。
- ペン先
- ホルダー(ペン軸)
- インク
- 練習用の紙(ガイドシート)
これらの道具は比較的、画材屋で入手できます。通販も便利ですよ。
ペン先もインクもとにかく種類が様々なので、道具を揃えるのなら「とりあえずなんとなくやってみたい」のか「長く本腰を入れてやってみたい」のか決めてから道具を選ぶと良いかもしれません。
その他のおすすめ道具
手軽に楽しんだり試し書きをする程度なら、カリグラフィーマーカーが便利です。太さや色も豊富で、6色セットや12色セットで1,000円~2,000円ほど。最近ではお試しセットも販売されているので、なおさら始めやすいと思います。
インク・ホルダー・ペン先・お手本・マニュアル・練習用紙・カードなどが入って2,500円程度で購入できるのも魅力的ですよね。
まとめ
カリグラフィーは趣味として、そしてさらに芸術としてあなたの暮らしを華やかに彩ってくれるでしょう。
パソコンが普及した今だからこそ、印刷では表現しきれない手書きならではの温もりと美しさを、そしてその中にある芸術性とデザイン性をぜひ追求してみてくださいね。
自分の日常に、大切なあの人に・・・『心』を込めた文字を書いてみませんか?