可憐さに憧れて―プリザーブドフラワーとの出会い

可憐さに憧れて―プリザーブドフラワーとの出会い

何て可愛いんだろ!ほとんど一目ぼれでした!

プリザーブドフラワーに出会ったのは数年前。趣味でやっていたフラワーアレンジメントで、並行してプリザーブドのレッスンを始めた時でした。

生花の生き生きした表情とはまた違う何とも言えない品の良さ、可憐さ。そして直射日光と湿気にさえ当てなければ、数年はそのままの状態を保てるという保存の良さ。 そこに憧れて、プリザーブドフラワーのアレンジメントも習う事にしました。 

プリザーブドフラワーは、生花を特殊加工したもので、生花の風合いを残しながらも自由に着彩することができます。 自然界では難しいと言われている真っ青なバラもプリザーブドなら可能なことを知って、ますます好きになりました。

同じ教室で毎週プリザーブドを習う事に・・・

私の場合、ラッキーだったのは、フラワーアレンジメントと同じ教室にプリザーブドのコースが合ったことだったかと思います。

その頃はフラワーアレンジメントの方は講師の資格を取得して、そろそろ自分の教室を開こうかと考えていたころだったのです。 どうせならプリザーブドフラワーの講師資格も取得して、私の教室でフラワーアレンジメントとプリザーブドアレンジメントの両方のコースを用意しようと思いました。

プリザーブドフラワーの歴史は大変浅いため、公的な資格はありません。 色んな会社が独自に作った資格が乱立している状態です。 当然、教える技術もまちまちなのが現状でした。

本当に偶然ですが、私が通っていた教室では比較的高い技術を教えてくれる所だったので、大変幸運なことだったと思っています。

教室始めてすぐに、仕事の依頼が・・・

プリザーブドフラワーも最近ではある程度メジャーになってきたように思います。技術的にも一定水準の物がお店に並ぶようになってきました。

しかし私が教室を始めたころは、お店で並んでいるアレンジメントの中には申し訳ないのですが、全く基礎が出来ていない作品がほとんどでした。(ほんの5年前なのですが・・・)

プリザーブドフラワーは、主に加工された状態の花材を資材店や通販で買います。(教室に通う人は、教室で用意してくれます。)

花材で一番メジャーなのがバラの花です。が、お店で売っている状態をそのまま使うのは素人のする事。 その花材を様々な技法で処理していかにふっくらと可愛らしく広げられるかが、アレンジメントをする際の技術の目安の一つとなっています。

まだ、その『バラの花を可愛く広げる』という技術は一般的ではありませんでした。 しかし、私はその技術を持っていたので、教室を始めてすぐにプリザーブドフラワーアレンジメントを作って欲しいという依頼が来たのでした。

もっと技術とセンスを磨くのが目標、そして・・・

現在は教室で生徒たちに教えながら、独自に講習を受けてさらに技術向上に努める日々を過ごしています。

また、オリジナルデザインのアレンジメントをクラフトフェアなどで販売するのも楽しみの1つです。 クラフトフェアに参加すると、友人が増えるのもまた楽しいですね。中にはジャンルは違うけれど本当に素晴らしい作品を作る方も多くいます。

とはいえ、ハンドメイド作品は単価が高いためになかなか売れないのも現実なのです。

しかもそういう方々のほとんどが定年退職した年代で、インターネットを知らない世代でした。 今はハンドメイド作品専用のネットサイトなどありますし、そういった方々と組んで手作り作品のネット販売のチームを作れないかという企画を考えていたりもしています。

作るのも、飾るのも、贈るのも、売るのも・・・

プリザーブドアレンジメントの技術を身につけると、作って楽しい、飾ってカワイイ、プレゼントにも良い、売ることもできる…と、本当に世界が広がってゆきます。

自分の手から可憐な花材が、さらに可憐に変身するのは感動的でさえありますよ。

また、本当に自由にアレンジできるのも魅力の1つ。使い古したけれど捨てられなかったアクセサリーなどをアレンジメントのアクセントにすることも可能です。

お気に入りのティーカップだったのに、ふちがちょっと欠けてしまった・・・などという時も、それにプリザーブドアレンジを入れて捨てずに再利用できます。

こうなると、100円ショップやリサイクルショップなどのちょっとした食器やジャンクコーナーのカゴや安物のアクセサリーなども『あ、コレぷリザーブドのアレンジに使えそう』なんていう目で見る事に。

世界が急に楽しいものに変わってゆきますよ。

もっと見る