酒蔵巡り
このところ、日本では日本酒離れの若者が多いと聞きますが、実はここ数年酒蔵を見学する人達が増えているようです。 特に海外のレストランでは日本酒が人気で、その影響からか、観光で日本に訪れる外国人もわざわざ酒蔵を見学に訪れるそうです。
他のお酒に比べて酒臭いと敬遠されがちな日本酒ですが、呑み比べてみると味の違いに気がつきます。今ではスパークリングワインのような発泡酒のお酒やアイスクリームにかけるお酒まであるんです!
日本酒好きな人もそうでない人も、酒蔵に興味について知ってみませんか?
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酒蔵ってどこにあるの?
日本酒といえば、新潟県や東北が有名と思われている人は多いのではないでしょうか?
実は、兵庫県に一番多くの蔵元があるんです。そもそも日本酒は「西の酒」と言われていて江戸時代に船によって江戸に入ってきました。米の銘柄山田錦も元は兵庫で生まれ、その子供たちが新潟や東北に流れていったのです。
酒蔵数が多いベスト3は兵庫県、新潟県、長野県で、製造量が多いベスト3は兵庫県、京都府、新潟県となっています。
酒蔵の魅力
生酒を飲める
なんといっても出来立てのお酒が飲めるのが魅力です!
通常は品質を安定させるために1~2回ほど加熱処理するので味や香りが変わってしまいますが、生酒はこの加熱処理を一切行っていません。そのため、地元でしか消費されず出回っても限定数しかなく珍しいのです。
利き酒を楽しめる
日本酒といっても、次のように種類がたくさんあります。
- 純米酒
- 純米吟醸酒
- 純米大吟醸酒
- 吟醸酒
- 大吟醸酒
- 本醸造酒
米を削ったぶん米臭さがなくなって、飲みやすくなります。
お酒好きには本醸造酒、女子には飲みやすい大吟醸酒が人気だったりします。本醸造酒は米を削らないのに対して、大吟醸は米を5割以上削ったものを言います。中には7割も削るお酒もあり、お値段もそれなりにします。接待に使うお酒なら大吟醸ですね!
利き酒とはこの種類の呑み比べです。小さなおちょこで 5, 6種類呑むと、お酒に弱い方だと酔っ払うかも知れません。飲み過ぎには注意してくださいね。
蔵見学
大手メーカーの酒蔵であれば見学ツアーが用意されているところもあります。お酒を作っているところが見られなくても日本酒がズラリと並んでいる棚をみたり、利き酒ができたり、その酒蔵オリジナルの商品などが展示されていたりと色々と楽しむことができます。
個人で経営されている酒蔵さんでは会員制になっていたり、断っていたりする場合もあるので、事前に確認をしてくださいね。
どんな酒蔵があるの?
黄桜
カッパパ~といえば黄桜ですね。面白いところでは京都・伏見にあるキザクラカッパカントリーの黄桜直営店です。ここでしか飲めない限定のお酒や京都の地ビール、京料理を楽しむこともできます。併設している河童資料館などは妖怪好きにはたまらないし、おなじみのカッパのCMをみることもできます。
春鹿
奈良の春鹿さんでは500円のオリジナルグラスを購入すると5種類の利き酒が楽しめます。ちょっとしたつまみも用意されていて、ついつい飲み過ぎてしまうなんてことも・・・。観光地でもあるため、外人さんが利き酒を楽しんでる様子をみるのもまた面白いです。
最後に
このように、日本酒も飲み比べると味も様々です。自分の口に合うお酒と出会えたときには「うまい!」と思わず口に出してしまうかもしれません。発泡酒のお酒やどぶろくのお酒(濁り酒)など、まだまだ飲んでいないお酒があるようでしたら、魅力満載の蔵めぐりを是非オススメします。
新しい日本酒との出会いがそこにあるかもしれませんよ!