ワイン

ワイン

「これでお酒を作りなさい」そう言って神様が人間に与えた果物、それがぶどうと言われるほど、ぶどうはお酒に適した果物。 つぶせばちゃんと発酵してお酒になってくれるのだから、古くから身近にあったこともうなずけます。

そんなぶどうからできたお酒、それがワイン。フランスやイタリア、スペイン、ドイツ、そしてもちろん日本でも広く作られ愛されているワインですが、どんな料理に合わせたらいいのかわからない、意味もなく高そう、マナーが難しそうと敬遠される方も多いのではないでしょうか。

いえいえ、そんなことはありません!ワインを知れば知るほど広がる、美味しい世界をご紹介します。

ワインの特徴

ワインの種類

ワインとほかのお酒の一番の違いは、なんといってもその種類の多さです。ぶどうの品種、産地、製造方法が異なったり、樽で熟成させる年代別やステンレスタングステンで安定的に供給するワインがあったりと、とても種類が豊富なのです。

また「ワインの当たり年、外れ年」という言葉がありますが、これはぶどうの出来具合をしめすものなので、「外れ年のワインは美味しくない」という意味ではありません。ですが、やはりそのように思う人が多いせいか、外れ年の年代は記載されていないという面白さもあります。

価格はやはり、希少で年代物のほうが高価になります。また、フランス、シャンパーニュ地方で生産されたスパークリングワインにだけ与えられるシャンパンの称号があるように、ブランド力によって高価なものもあります。しかし、安価で美味しい気楽なハウスワインもたくさんありますので、予算に合わせて選ぶことができるのも特徴の1つです。

ワインの魅力

ワインと食事

種類が豊富

赤、白、その中間のロゼ、産地、年代と豊富な種類から選ぶことができます。お料理に合わせることももちろんですが、口当たりや好みで数種類用意することができるので、大勢で楽しむときにも、様々な方のニーズに合わせることができます。

色や香りが良い

ワインの香りを知らずして、ワインの美味しさを知っているとは言えないほど、ワインは香り高いもの。飲むだけでなく、香りを楽しむことでワインの魅力は一層高まります。

フルーツをさらに漬け込んで甘味を増したり、炭酸水などで割ったりと色んな楽しみ方ができるのも魅力のひとつです。

夜食に最適

ワインはお酒の中でも、比較的ゆっくり楽しみながら味わうお酒なので疲れて帰って来た夜の、軽食にはピッタリ。ポリフェノール豊富なワインをゆっくり飲みながら夜食を摂ることで、飲み過ぎ食べ過ぎを防ぎつつ、翌日のキレイにもつなげてくれます。

ワインの選び方

ワインって種類が多すぎて選べない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方は、「エチケット」と呼ばれるワインの表側のラベルを見て選びましょう。

ですが、それじゃ味がわかりませんよね。表側のラベルだけでわかるのは上級者だけですので、はじめは裏ラベルを見ましょう。

そこには、

  • 辛口か甘口かなどの味の表記
  • ワインの産地
  • 輸入元

といった、赤ワインならボディ(赤ワインの渋みやボリューム)、白ワインなら辛口か甘口など、きちんと書かれています。

裏ラベルを見れば初心者でもその日の気分に合わせて、または料理に合わせて、飲みたいものを気軽に選ぶことができます。

こんな飲み方も

ワインと料理

ワインに氷は入れていいの?

ワインといえば瓶ごと冷やして…と思っていませんか?そんなことはありません。買ってきたワインをすぐ飲みたい!そんなときは氷を入れてもOK!少し重たい赤ワインは氷を入れたほうが口当たりが良くなるので飲みやすいという方もいらっしゃるので、オススメの飲み方です。

ホットワインにしてみる

アルコールに弱い、お酒が飲めない方にはホットワインがお勧め。ローズマリーやシナモンを入れたり、北欧風にアーモンドとリンゴジュース、干しぶどうとシナモンなどのスパイスを加えたグロッグは、寒い日のワインの楽しみ方として最適です。ホットワインのレシピはワインの色や種類があるによってたくさんあるので、好みのスパイスを加えて楽しみましょう。

ノンアルコールワインも

ワインは色も香りも強いのでしっかりアルコールを飛ばせば、お酒が苦手な方でも楽しめるという魅力がありますが、体質によってはそれでも不安な方もいらっしゃると思います。そこでお勧めなのが、ノンアルコールワイン。おもてなしでワインを出したい、でも飲めないから…そんな気持ちを拭ってくれます。

ワイングラスはなくちゃダメ?

ワインは先に少し触れましたが、香りを楽しむものでもあるので、体温が直接伝わるようなグラスより、足の長いグラスのほうが適しています。なので、1つはあったほうがいいと思います。とはいえ、赤ワイン用、白ワイン用と揃えるのは大変。まずは気軽に100円ショップなどで買えるワイングラスから楽しむことをお勧めします。

ワインを楽しもう!

ワインを楽しもう

飲んだワインをメモする テイスティングノート があるように、ワインは飲んだものを記録して自分の好みを探すといったゆったりした楽しみかたもあります。表側のラベル「エチケット」をノートにはりつければ、あとで見返したときに飲んだワインが一目でわかりますね。

また、ブログやインスタグラムで記録するなら、グラスワインでも残せるので、どんなときにどんな楽しみ方をしたかがより簡単にわかります。

まずは一杯のワインから味わってみませんか?