イタリア語
「イタリア語」と聞くと、あまり馴染みのないように思いがちですよね。
しかし、日本語の中に浸透している単語も多く、思っているよりもたくさんのイタリア語を日々聞いているんですよ!
イタリアの文化を、少し思い出してみましょう。
スポーツならサッカー、音楽ならオペラやカンツォーネ、ファッションならイタリアの高級ブランドの人気はずっと続いています。イタリア料理は、スパゲッティ(パスタ)から始まり、ピザ、ワインやチーズ、最近ではオリーブオイルやバルサミコ酢なども使われるようになりました。
いかがでしょう、少し考えただけで日本に浸透しているイタリアがどんどん出てきます。
イタリア語を学ぶと、これらのイタリア文化をより深く知ることができるのはもちろん、新たな発見もたくさんあるはずです。もっと身近にイタリアを感じてみませんか。
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イタリア語を学ぶ
イタリア語は発音しやすい!
どの語学にも通じるものですが、学んでいく上で、やはり話すということがとても重要です。ところが、外国語は日本語にない発音が多いため、語学の勉強を始めた当初、なかなか慣れずに先へ進めないという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その点イタリア語は、ローマ字読みに近いため、日本人にとって非常に発音しやすい言葉なのです。
よく、初心者のためのテキストには、単語の上にカタカナで読み方が記されているものがあります。それをそのまま読んでいると、ネイティブの発音とまるで違い、驚くこともありますが、イタリア語はカタカナと非常に発音が近いので、このようなことで戸惑うこともありません。もちろん、突き詰めていけばカタカナとは違いますが、初心者にとってはこれで十分かと思われます。
読み書きもしやすい
上記に述べたように、カタカナ発音に近いということは、読み書きにも慣れやすいということです。ヒアリングから単語を書く時にも、想像しやすいですよ。例えば「パスタ」は「pasta」です。
イタリア語のテキストの選び方
イタリア語を始めようと思ったら、以下の3つの分野からそれぞれ選んでみましょう。
文法用
例文の丸覚えでは、どうしても限界があります。少しずつでよいので文章の作り方を学ぶと会話力もぐっと上がります。
ヒアリング用
耳をイタリア語に慣らすために、意味が分からなくてもずっと聞いているとよいでしょう。CDつきのテキストがよくあるのでそこから選びましょう。単語だけのものよりも、ある程度、文章を聞ける方がよいと思います。
興味のあるもの
単に文法を学ぶだけではつまらないので、興味のある本をもう一冊選びましょう。例えば、イタリアの紹介本で、たくさんの写真と一言フレーズが載っているものや、小説やオペラを解説しているのもの、日常生活をイタリア語ではどう表現するのかわかるものなど、お気に入りの一冊を見つけましょう。内容や予算と相談して自分に合ったテキストを1冊でも見つけられるとよいと思います。
イタリア語のはじめ方
マンツーマンで学ぶ
イタリア語に限ったことではありませんが、最近は好きな時間に好きな場所で、語学が勉強できるようになってきました。インターネットで検索をすると、先生の情報があらかじめ分かるようになっており、予算・レベル・場所・時間などから自分に合った先生を選ぶことができます。
一度受けてみて、先生を気に入れば継続できるのはもちろん、合わなければ気兼ねなく他の先生に変更することができます。自分の都合がつかなくなれば、また他の先生を探すこともできるため、スクールでの時間の縛りのようなものがなく、気軽に自分のペースで学ぶことができます。
スクールで学ぶ
様々な語学スクールがあります。たくさんありすぎて選ぶのも難しいかと思いますが、今回紹介するのは「生涯学習講座」です。生涯学習とは、人生が充実して向上していくよう、自分に合った方法で生涯を通じて学習していくことです。
生涯学習講座は、街の語学学校よりお値段もリーズナブルですし、教えてくださるのは、大抵がその大学の講師です。グループレッスンですが、一緒に勉強をする仲間がいると、お互い助け合ってプラスに働きます。
検定について
イタリア政府認定の、イタリア語検定というものがあります。5級からあり、春・秋に試験があります(年1回の級もあり)。検定を目標に勉強する必要は全くありませんが、自分の実力を試したいと思った時には、とても良い目安になるものです。
検定に関するテキストも出版されていますし、インターネットにも情報があるので、興味があれば一度調べてみてはいかがでしょうか。
最後に
語学は、敷居の高いものと思わずに、気軽にちょっと学んでみるくらいの気持ちでスタートすると気負いなく始められます。 少し勉強しただけで、物事に対する興味の範囲がグンと広がり、日々の生活も楽しくなります。学校の勉強ではないので、人生が豊かになれば学んだ甲斐があったも同然です。
ぜひ、イタリア語を学んでみてくださいね。