水彩画
画用紙に鉛筆やペンで下書きをし、色を塗っていくのが水彩画です。
下書きを鉛筆で簡単に書き留める程度で終わらせ色で表現した水彩画は、額に入れて部屋に飾るだけで絵具の色が引き立ち、インテリアの一つになります。
また、ペンでしっかり下書きを書き込んで、添える程度に色を付ける水彩画は、温かみのある思い出のような仕上がりから、ちょっとしたご挨拶のはがきや手紙の封筒の挿絵として添えても、より一層手書きの温かい気持ちが伝わります。
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グラデーションをきかせる!
水彩画は、淡い色から濃いしっかりとした色まで、絵具の濃さで自由に変えることができます。とくにグラデーションは魅力的で使いこなすとぐっと表現の幅が広がるでしょう。
淡い色どうしのグラデーションはやわらかい、味のある作品に仕上がります。挿絵で使うとくっきりとした線の中にもやわらかさが残り、優しい絵になるでしょう。
また、濃い色から薄い色へのグラデーションは、下書きの線が残ってしまっては味が無くなる、そんな絵の影を付けるときに非常に便利です。
水彩画はこの色どうしを組み合わせたらどうなるの、といった色どうしを組みあわせても意外に華やかに芸術的な作品ができるものです。見えた色たちを感情のまま紙にのせることで、あなたの感性でしか描けない絵ができあがります。
水彩画のはじめ方
必要なものは?
水彩画を描くのに必要な道具はこちらです。
- 鉛筆(ペン)
- 消しゴム
- スケッチブック
- 絵筆
- 絵具
- パレット
- 水入れ
- 雑巾
水彩画にはいくつか種類があり、不透明水彩、透明水彩、あとはマット水彩というものがあります。マット水彩とはよく小学生が使う水彩絵の具にあたり、それよりも塗った時の透明度が不透明と透明にそれぞれ近いもの、と考えるといいでしょう。
費用はどれくらい?
道具は今では100円ショップですべて揃います。水彩画の道具が置いてあるコーナーがありますので、探しやすいです。値段の高いものとの差は水ののりや筆先の質ですが、道具の部分は言ってしまえばピンキリですので、最初は安いものでも十分に楽しめます。
スケッチブックは紙の特性を活かすことが大事です。描きたい絵を描くときに、使いたい絵具の色や質が最もよく出るものを選びましょう。100円ショップよりも文具店で買ったスケッチブックの方が質がいいので綺麗に絵具の色が出ます。サイズによって違いますがこちらも500円程度で買えます。
絵具に関しては、手ごろに始められるのはマット水彩です。絵具もマット水彩であれば小学生が使っている種類でもありますから値もそこまではりません。1,000円程度の絵具で楽しめます。
不透明水彩と透明水彩は少し専門的になってくるので、値段が張ります。12色からどんどん増えて60色近くのセットがあり、2,000円~10,000円を超えるものもあります。ただ、色を混ぜれば表現の幅は広がりますから、12色でも十分楽しめます。
安くてもその特性を生かすことで素敵な作品が完成するのです!
まとめ
道具も一度揃えば長く楽しめるのが水彩画のいいところです。そして今はSNSで同じ趣味の友達とお話ができる時代です。少しでも水彩画好きさんが増えて、いつかどこかで楽しいお話ができる日を夢見ています。