アラビア語
アラビアン・ナイトのイメージと、にょろにょろした何だか不思議な暗号みたいなアラビア語。
そんな風に、不思議で分からないだけに神秘的な言語でもあります。書き物は右から左に書きますし、つながっていて、一体どこまでが文字なのかもわかりづらい文にもきちんと区切りがあります。
それを知りたい、どんな言語なんだろうという興味に任せて少しだけ勉強してみませんか?
そんなアラビア語についてご紹介します。
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アラビア語はこんな言語
アラビア語は、中東の21カ国で母語と話されていて、国連機関でも使われている6つの公用語のひとつです。
そして、「フスハー」と「アーンミーヤ」の2種類があります。多くの人が使っている「フスハー」、地方によって異なる方言みたいなのが「アーンミーヤ」です。新聞、雑誌、小説、ニュースといった公用の場ではスフハーが使われています。
アラビア語の人気の秘密は何と言っても、できる人が少ないというマイナーさでしょう。何だか特別な言語という印象があります。あの文字が読めて話せたら、凄い!そんな憧れから勉強をはじめる人が増えているんですよ。
アラビア語の魅力
需要がある言語
アラビア語はマイナーな言語というイメージがありますが、公用語の6言語のひとつということからも分かるように、使っている国や地域はたくさんあります。つまり、習得すると多くの人とコミュニケーションをとることができるようになり、世界が広がります。
仕事で活かしたい時も英語や中国は話せる人が多いのに比べて、アラビア語は少ないですので競争率が少なく採用率も上がります。
文法が分かり易い
そして、アラビア語の文法は難しいと一般的に言われているのですが、ルールにきっちりとはまっていて、分かり易い言語です。まるで数学のように答えがはっきりしているので、論理的な人や数学が好きな人にとっては、気持ちのいい文法かもしれません。
アラビア語が好きな人は「アラビア語は美しい、とくに文法が美しい」という人が多いように、文法が美しくもある言語でもあるんです。
文字の美しさ
アラビア語にも書道があります。あのにょろにょろして見えるアラビア語、誰が書いても一緒に思えるのですが、実はきれいに書く人が書くと本当にきれいです。
アラビア書道と呼ばれていて、書道がある日本人にとっては親近感が沸くのではないでしょうか?どんな文字がきれいなのか興味が沸きませんか?これは勉強してみないと分かりませんね。
アラビア語のはじめ方
独学で学ぶ
アラビア語を話す人を見つけるのは至難の業。そして、教室もなかなかありません。ですので、文法を勉強するための本と発音を勉強するためのCDを購入し、独学で勉強してみましょう。教材はインターネットでも手軽に手にすることができますし、ほとんどの本がCD付きで、費用は約5,000円前後です。
インターネットで学ぶ
インターネットを利用して勉強してみてはいかがでしょうか?今では、アラビア語を説明したサイトもたくさんありますので、いくつか見て、分かりやすそうなサイトからはじめてみましょう。最近のサイトには音声が付いていたり、ネイティブの人が話しているのを YouTube で見る事もできますので、どんな言葉なのかイメージできるのでオススメです。
インターネットで学ぶ場合は費用はネット環境があればできますので、新たに費用がかからないのが嬉しいですね。
NHKで学ぶ
初心者でも分かり易く学べるように工夫されているNHKもオススメです。テレビとラジオの両方で放映されていますので、これを利用しましょう。録画して繰り返し観てもいいですし、見逃しても再放送もあります。
放送内容と解説が書かれてあるテキストがあった方が分かり易いので用意しておきましょう。書店に行けば半年分掲載で1,000円以内で購入できます。
さあ始めましょう
アラビアン・ナイトの物語でも知られるアラビア語。学ぼうと思えば、身近な方法で学ぶことができます。マイナーなようでマイナーではない言語。ちょっとやってみようかな、と思った時がチャンス!直ぐに初めてみましょう。
地道にやっていけば必ず習得できる言葉ですし、習得できた時の喜びは他の言語に比べて数倍大きいですよ。