手話
手話と言うと、まず思い浮かべるのは、ボランティアでしょうか?
手話を知っていれば、耳が不自由な方ともコミュニケーションが取れますし、役に立てることもできて素敵ですよね。
最近では、手話カフェが話題になったり、あのディズニー・シーのショーにも取り入れられたり、手話をメインにしたプロのダンスグループも活躍しているのをご存知でしょうか?
ダンスを習うように、今、コミュニケーションツールやパフォーマンスの1つとして手話の魅力は広がってきています。
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手話ってどんなもの?
私たちにとっての言葉が耳で聞くものなら、手話は目で見る言葉です。言葉を目で見るというとイメージしにくいかもしれませんね。
例えば、「本」を本を開く動作で表現したり、顔の前で表現することで「明日」、頭の後ろで表現することで「昨日」と、頭の前後で時間を表したりします。さらに表情や身振りなどにも文法的意味があるので、それらを組み合わせた、目で見る会話が手話です。
また、手話には種類があります。日本語と同じ語順で手話単語を並べた「日本語対応手話」と、耳の不自由な人たち自身が作り出したオリジナルの文法を持つ「日本手話」です。耳の不自由な人が多く使っているのは「日本手話」です。
手話の魅力
手話サークルを通じて人間関係が広がる
職場や学校以外で人とつながる機会って意外と少ないですよね。そんな時、手話のサークルに参加してみてはいかがでしょうか?
誰かの役に立ちたい!そう思って手話を始めた人たちが集まるサークルなので、あなたと同じように考える仲間がたくさんできることでしょう。そのため、実際にボランティア活動などへの参加もスムーズに行えますよね。
また、サークルの仲間と手話を使ってコミュニケーションをとるのも、普通の会話と違った楽しさがありますよ。
人の役に立つことで充実感が得られる
手話が他の趣味と一味違うのは、その趣味を通して誰かの役に立てるということではないでしょうか?あなたがいてくれて本当に良かった、そんな風に誰かに思ってもらえたらとっても嬉しいですよね。
その嬉しい気持ちがやる気になって、どんどん手話が上達するなんて言う人も多いようですよ。
意外なところでも役に立つんです
手話と言うと耳が不自由の方とのコミュニケーションに使うもの思われがちですが、実はそうでない方同士でも手話を知っていると役に立つことがあるんです。
例えば、声が届かない距離でもお互いが見えれば会話することができますし、騒音の激しい工場内の会話に役に立てているという話も聞きます。
また、手話技能検定試験を受けて資格を取れば、手話通訳士などの仕事に結びつけることもできるんです。
手話のはじめ方
手話を学ぶには、独学で学ぶ方法と手話の学校に通ったり、手話サークルに参加して学ぶ方法があります。
時間がないので自分のペースで勉強を進めたい、と思う人には初心者のための手話の入門書といった本を参考にしたり、通信講座を受講したりするのが良いでしょう。また、最近ではYouTubeなどの動画からも手話を学ぶことができますよ。
しっかりと基礎から手話を学びたい!手話技能検定試験の合格を目指したい!そんな方にオススメなのは専門学校に通うことです。そこまで専門に学びたいわけではないけど、人との会話を通して学びたい人や、独学で始めたけど限界を感じている人は、手話サークルに参加すれば先輩のアドバイスを受けたり対話の中で新しい手話の楽しみを見つけることもできます。
まとめ
手話は言葉での会話と違って、より相手に伝えたいという気持ちが強く表れますよね。また、手話を習い始めて自分の気持ちを表現するのが上手になったという声も聞きます。
このように、コミュニケーションの手段のみではなく自分の内面も変えてくれる手話、とても魅力的ですよね。
さあ、あなたも手話を初めて新しい仲間と楽しくおしゃべりしてみませんか?