ザリガニ飼育

ザリガニ飼育

ザリガニ飼育ってどんなイメージがありますか?面倒くさい?怖い?難しそう?

いえいえザリガニは、メダカの飼育と同じような感覚で簡単に始めることができます。川や田んぼがある場所でしたら、そこに身近に住んでいる生き物ですし、脱皮をして少しずつ大きくなっている様子を観察したりと、小学生などのお子様の自由研究などにも取り上げられやすい生き物なんです!

簡単に行うことができるザリガニ飼育について、詳しく説明していきますね!

ザリガニの種類

ウチダザリガニ

日本に住んでいるザリガニは、主に3種類いると言われています。
日本に昔から住んでいる「ニホンザリガニ」。
そして外来種である「ウチダザリガニ」と「アメリカザリガニ」です。

ニホンザリガニ

体長3㎝です。北海道と東北北部のみに生息しており、絶滅危惧Ⅱに指定されており、大変数が少なくなっています。

ウチダザリガニ

ニジマスの餌として導入されましたが、体も15㎝と大きく生態系に被害を与えるため特定外来生物に指定されているため、飼育や野外への放出が禁止されています。

アメリカザリガニ

体長10㎝です。主に私たちが川や田んぼで見つけることができるのはこのザリガニです。

ザリガニ飼育の魅力

アメリカザリガニ

頑丈な生き物

アメリカザリガニは生命力が強いので、手軽に飼育することができます。水槽の中に石と砂を入れ、石と砂がつかるくらいの淡水を入れておけば、ある程度放っておいても死ぬことはありません。たとえ水槽の中に藻が生えたとしても生き延びています。酸素が足りなくなると、体を半分浮かせて呼吸をしています。

雑食性なので、何でも食べます。寿命は3年程度と言われています。

脱皮

脱皮を繰り返して、徐々にその身体が大きくなることを観察できることも魅力です。ただし、脱皮の時はアメリカザリガニと言えども生命に関わる一大イベントであり、脱皮に失敗してしまうと、あっという間に死んでしまいます。

また、脱皮する前にハサミなどが他のザリガニにちょん切られてしまい、無くなったとしても脱皮をするごとに再生することができます。

自由研究にも最適

アメリカザリガニは赤いという印象があるのですが、たまに色の違うザリガニが発見されることがあります。その色も「青」「白」「黄色」などです。環境や遺伝、餌によって変化することがあるようです。

例えば、アジだけを与えたザリガニは体の色が白くなるという報告もあるので、自由研究などのテーマに取り上げてみるのも良いかもしれませんね。

ザリガニ飼育のはじめ方

ザリガニを手に入れよう

ザリガニを手に入れよう

まず、ザリガニ飼育の始め方ですが、知り合いの方の田んぼなどで分けてもらえるのが良いですよね。私の場合、たまたま遊びに行った川のある公園でザリガニ釣りをされている方からもらい受けることができました。アメリカザリガニはペットショップにもいますし、身近なところでザリガニを手に入れましょう。

必要な道具は?

必要な道具ですが、100円ショップで大き目の水槽を手に入れ、川に落ちている石、砂(脱皮をした後に平衡感覚を養うために必要)などを入れて、できれば一度水道水を一日外に置いて、カルキ抜きをした淡水を使いましょう。

必要な道具はこれだけです。エアポンプは、あってもなくても大丈夫です。私は、最初水を多めに入れて、エアポンプを一緒に入れていましたが、ザリガニがポンプの管を抜いてしまうことが度々あったので、今は、ザリガニが自力で酸素呼吸できるくらいの水面の深さ(石に水がかぶるくらい)にして飼育しています。

まとめ

フロリダハマーザリガニ

ザリガニさえ手に入れば、あとは簡単に飼育できます。まずは小さめのザリガニさんからだんだんと体長10センチ程度になるまで脱皮をさせるのを観察するのが面白いです。

家で飼っていると、お腹が空いたときなどハサミを振り回して、アピールしてきたりもします。とっても可愛いですよ。

みなさんもぜひ、ザリガニ飼育を始めてみませんか?