ロウ引き加工
おやつの時間のドーナツやキャラメル。「おいしいね!甘いものってやめられないよね!」
いえいえ、ちょっと待ってください!もちろんお菓子も素敵なんですが、その外側の包み紙のほうに注目してほしいんです!
よく見ると、なめらかでしっとりな手触りと透明感。「なんかオシャレ!」そう、それ!
袋にしたりラッピングに使うと、見栄えもオシャレで素敵に仕上がります。意外と身近に発見できるこの紙がロウ引き加工なんです。
実はこれ、簡単に挑戦できるって知っていましたか?
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ロウ引き加工って?
ロウソクの蝋と同じ素材のものを紙や糸、革などに染み込ませる加工のことをいいます。紙に加工したものはワックスペーパーとも呼ばれます。
それにより耐久性が上がり、水にも強くなるので、元々は防水加工が主な目的でした。
最近では、ハンドメイドした作品のラッピングにこだわりのある方たちを中心に、人気を集めているんですよ。
こんなふうに「普通の紙や布」を、実用性だけではなくデザイン性も上がる「特別な紙や布」に変身させちゃう魔法が、ロウ引き加工なんですね。
ロウ引き加工の魅力
おしゃれなハンドメイド
染みこませた蝋のほのかな香りや質感は、どこかノスタルジックで、アンティークな風合いを感じさせます。
クラフト紙は、紙表面の変化がわかりやすく、落ち着いた見た目の深い色味に「お~!」っと感動しちゃうくらい。 上質紙などでも透明感と光沢感が美しく、その出来栄えにさらに心躍ることでしょう。
いろいろなものに加工できる
ロウ引き加工後はその丈夫さから、たとえ紙でもミシンをかけることが可能になるんです。 油分にも強いので、手作りせっけんのラッピングに最適ですよ。お気に入りの紙でブックカバーにしても素敵ですね。
文字やイラストを書いた単語帳をロウ引き加工して紐を通してみましょう。それだけでオリジナルタグの完成です!
紐なら編んで使ってもよし、ビーズを通してもよし。丈夫な上に形がキレイにつくれるので、オリジナルのブレスレットやストラップづくりにオススメです。徐々になじんでくる感覚にはきっと愛着も沸いてしまいます。
小さく切った布にステンシルなどをしてロウ引きすれば、素材タグに。大きな布地ならバックにしてみてはどうでしょうか?
さらには、思い切って「クシャッ」としちゃってください・・・ロウがひび割れて白いシワが入って、アンティーク感が倍増しちゃいますよ!
簡単に挑戦できる!
個人で楽しむ程度のロウ引きなら、特別な技術も材料も必要ありません。自宅ですぐに簡単に始められるんです! 既成の封筒や英字新聞、単語帳であればとにかく手軽でオススメ。
さっそく気軽にチャレンジしてみませんか?
ロウ引き加工をやってみよう
作り方はどこで学ぶの?
作り方はインターネットなどで「ロウ引き やり方」などのキーワードで検索してみてください。まだまだ数は少ないですがすぐにヒットするので、まずはそこから情報を集め、実践しながら、自分にあった材料や道具で自分だけのやり方を見つけていただけるといいでしょう。
材料と道具
- ロウソク(メイン材料)
- アイロン(蝋を溶かす熱源)
- アイロン台や下に敷く布
- クッキングシート
- 新聞紙やコピー用紙(仕上げ用)
- 加工したい素材(布・紐・紙など、お好きなもの)
費用は?
ロウならなんでもOKで、色や香りがついていても大丈夫!
小さなアロマ用キャンドル1つで、だいたいA4のコピー用紙3枚分くらいが目安。
アイロン以外の道具と材料は100円ショップで揃えることができますね。
せっかくだからロウにもこだわりたいなんて場合は、精製された蜜蝋が100gで500円くらいから販売されています。
まとめ
「今度は何をロウ引きしようかな・・・」と考えるだけでもワクワクしちゃいますよね。ロウ引き加工された素材の使い道って、とても自由自在で数え切れないほど。
あなたの想像力と発想で、あなただけのオリジナルをぜひ楽しんでみてください!