カクテル作り
カウンターの向こうでシェイカーを振るバーテンダーの姿。お酒好きなら一度は憧れますね。
自分でやってみたくても「難しそう」「ちゃんとした修行をしなければ無理」と思っていませんか?仕事ならともかく、楽しむためなら自己流でOK。
必要な道具と最低限の材料があれば始められます。作る楽しみと飲む楽しみの両方を味わえますよ。うまくなったら自分だけのカクテルを考案したり、ホームパーティーなどで披露するのも楽しいですね。
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カクテルって、そもそもどういうもの?
カクテルの語源
いろんな説がありますが、有名なのは18世紀のアメリカでホテルの主人の軍鶏が居なくなり『見つけた者と娘を結婚させると』言ったところ、若い士官が軍鶏を見つけ、娘と結婚。お祝いにいろんな酒を混ぜて飲んだ、というエピソード。「コックテール(雄鶏のしっぽ)」から、お酒を混ぜ合わせた飲み物をカクテルというようになったとか。
代表的なカクテル
ジンベース
代表的なのは、マティーニ。これはジンとドライベルモット(ワインを元にしたハーブリキュール)とレモンピールで作ったカクテルで、オリーブを飾ります。他にはライムジュースを加えシェイクしたギムレット、ジンジャーエールとレモンジュースで作るジンバックなどがあります。
ラムベース
コーラで割ってライムを絞ったキューバ・リブレ。他には、ホワイトラムとブルーキュラソーにパイナップルジュースなどを加えたブルーハワイなど。
ウォッカベース
モスコーミュールが良く知られています。これはウオッカにライムジュースとジンジャービア(またはジンジャーエール)を加えたカクテル。他にはグレープフルーツジュースで割って、グラスのふちを塩で飾ったソルティドッグも有名ですね。
その他、テキーラやブランデー、ウィスキーをベースにしたカクテルもあります。
カクテルを作ってみよう!
基本的な作り方
ベースになるスピリッツ(ジン、ラム、ウオッカなど)に、香りや色のついたリキュール、レモンやライム、オレンジなどの果汁を加えて作ります。
材料を混ぜ合わせる方法としては、シェイカーに氷と共に材料を入れて振る「シェイク」と、ミキシンググラスに材料と氷を入れて、バースプーンで混ぜ合わせる「ステア」があり、作るカクテルや使う材料によって混ぜ方も変わります。
必要な道具
最低限これだけの道具があればカクテルを作れます。
- シェイカー
- ミキシンググラス(材料を混ぜるために使う、注ぎ口の付いた大型のグラス)
- ストレーナー(ミキシンググラスで混ぜた後、氷を濾してカクテルを注ぐための道具)
- メジャーカップ(お酒の量を計る道具)
- バースプーン
必要な材料
まずはベースとなるスピリッツの中から好きなお酒を1本用意します。同じベースでも加える材料を変えることで、様々なカクテルを作ることができます。
カクテルの入門書を一冊購入し、飲んでみたいカクテルを選んで、他に必要なリキュールなどを購入するのがいいでしょう。
費用はどのくらい?
シェイカー、ミキシンググラス、ストレーナー、メジャーカップ、バースプーンの5点セットで7,000円〜1万円ほどです。
スピリッツは1本(720ml)800円〜1,200円ほど、リキュールは1,500円台〜4,000円以上と、種類によって価格がかなり変わります。ミニチュアボトル(50ml)だと300円〜500円くらいで購入できるので、数種類揃えておくと色々なカクテルを作って楽しめます。
また、初心者向けの入門書は1,200円〜1,500円程度で手に入ります。
まとめ
お酒を混ぜるとすべてカクテル、とも言えます。難しく考えずに、好きなお酒を揃えたらバーテンダーになり切って気軽に始めてみましょう。これまでは飲むだけだったお酒の楽しみも、きっと大きく広がりますよ!