うさぎ飼育

うさぎ飼育

つい最近、日本のペット業界では「猫の飼育数が犬のそれを上回った」とのニュースが話題になりました。 実はこの犬と猫の二大勢力に迫る勢いで、ぐんぐん飼育数をのばしているのが『うさぎ』なのです!

最近ではテレビの人気番組などでとり上げられることも多く、ちょっとしたうさぎブームとも言えるでしょう。

うさぎの魅力

うさぎの魅力

長い耳に、ふわふわ毛並み、丸いしっぽ・・・うさぎの最大の魅力は、なんといってもその愛らしいルックスでしょう。

実は、うさぎはなでなでしてもらうのが大好きで、意外と人に懐きます。かまってほしい時には、鼻先でツンツンしてきたりします。「寂しいと死んでしまうのはウソ」というのも今ではお馴染みになりました。

本来うさぎは縄張り意識が強く、夜行性なので、日中のお留守番も平気なのです。そしてうさぎは鳴かないので集合住宅にはぴったりです。でもうれしいと鼻をぷうぷう鳴らします。特に散歩も必要なく、一日1~2時間ほど室内で遊ばせてあげれば充分です。体臭は全くありません。フンも臭わず、おしっこ臭が少し気になるくらいですが、トイレ砂を毎日替えることで解決されます。ちなみにトイレもちゃんと覚えるんですよ!

このように犬や猫よりも比較的手間のかからないところが、一人暮らしでも飼いやすいと言われる理由です。

うさぎの種類

うさぎの魅力

現在、日本で飼われているうさぎは主に3種類です。

ミニうさぎ

いわゆるミックス種の総称です。ひとつ気をつけていただきたいのは「ミニ=小さい」と言うわけではありませんので、成長してみないと最終的にどのくらいのサイズになるかはわかりません。いろんな種の特徴がでるので、バラエティに富み予測不可な楽しさがあると思います。

ネザーランドドワーフ

オランダ原産の、これらの中で一番小さいうさぎです。ピーターラビットのモデルとも言われています。丸い顔と短めの耳が特徴です。個体差はありますが好奇心旺盛で人懐っこい性格です。

ホーランドロップ

こちらもオランダ原産、垂れ耳が特徴のうさぎです。ネザーランドドワーフよりはひとまわり大きめサイズ。おっとりした性格の子が多いようです。

うさぎ暮らしのはじめ方

うさぎ暮らしのはじめ方

どこでお迎えする?

一般的なペットショップや大型ホームセンターでも購入できますが、最近ではうさぎ専門店も多く存在します。インターネットでお近くのうさぎ専門店を検索してみるとよいでしょう。遠方でも店舗によっては空輸対応しているところもあります。

あるいは元々飼っている方から仔うさぎを譲り受けるという手もあります。これもインターネットの交流掲示板などがあるかと思います。いずれの場合も、できれば直接対面して、自分で連れて帰るのが望ましいですね。

必要なものは?

ケージ(小屋)

様々なタイプがありますが、一番重要なのは身体に合ったサイズのものを選んであげましょう。

トイレ

ケージ内に設置します。トイレを覚えてしまうと掃除も楽ちんですよ!トイレの専用砂も必要です。

牧草スタンド

牧草を常にストックしておけるように設置してください。

食器

清潔さを保ち、容易にひっくり返さないためにも、陶器のものが好ましいです。

水のみボトル

器用にボトルからお水を飲む姿もかわいいですよ!水は毎日取り換えてあげてください。

サークル

室内で立ち入ってほしくない場所があるのなら、サークル内で動ける範囲を制限してあげましょう。

何を食べるの?

うさぎの主食は牧草(チモシー)です。これはいつでも食べられるようにたっぷり補充してあげてください。それとは別に一日2回、朝と晩にペレット(固形飼料)をあげます。おやつ代わりに生の野菜や果物をあげるとよいでしょう。ただしこれは好みの問題や、食べてはいけない種類も存在しますので、あげる前に必ず確認してください。

費用はどのくらい?

うさぎ自身の価格はお店によってまちまちですが、目安としてミニウサギなら5,000~7,000円くらい、ネザーやホーランドなどの純血種は20,000~50,000円前後が相場です。ケージなど設備の初期費用は2~3万円あれば大丈夫です。

注意しておきたいこと

うさぎはおとなしいですが、部屋のあちこちをかじる習性があります。電気コードやケーブルなどは必ず対策をしてください。壁紙や床も破壊しますのでこちらも対策を講じましょう。

寒さ、特に暑さはとても苦手です。真夏や真冬にはエアコンなどで室温を一定にしてあげてください。20~25℃が理想です。

近所にうさぎを診てくれる動物病院があるかチェックしておきましょう。旅行などで長期間家を空けるときに、預けられるペットホテルや世話を頼める人を見つけておきましょう。

おねがい

うさぎ飼育まとめ

当たり前のことですが、生き物である以上、最後まで責任を持って飼いましょう。万が一事情で飼えなくなったとしても、必ずうさぎが幸せになれる譲渡先を確保してあげてくださいね。