フクロウ飼育
猛禽類(もうきんるい)というと猛々しいイメージですが、モコモコでコロッとしたフォルムや首をクルッっと動かす独特のしぐさなどが愛らしいフクロウは、ペットとして飼うのが人気になっています。
また、ハリーポッターの相棒としてシロフクロウが登場してからは、海外でもフクロウ人気が急上昇!
各地にフクロウカフェが出来たり、猛禽類専門のペットショップも登場したりと、猛禽類の飼育は今とっても身近なものになってきています。
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フクロウ飼育の歴史
フクロウは昔は近くの森林などに生息する身近な鳥でしたが、人と関わるようになったのは、実は江戸時代頃なんです。畑を荒らす野鼠の駆除としてフクロウを利用するようになったのが始まりでした。
当時は、餌を与えて飼うというのではなく、畑にフクロウ用の止まり木や巣営場所を用意することでフクロウを居つかせ、畑に来るの野鼠の駆除をしてもらっていました。
現在の様にペットとして飼われるようになったのは比較的最近のことです。
フクロウ飼育の魅力
個性派フクロウがたくさん!
ペットとして飼育できるフクロウの種類は豊富で、手の中に納まるような小さなものから、体高が50cm前後もある大型のものまで大きさだけでも様々です。
他にも、頭の両サイドにちょこんと耳と呼ばれる羽角がアクセントの様に付いているミミズク類や、表面から見ると、ちょっと人に似たメンフクロウ、ハリーポッターで人気の白フクロウなど、それぞれ表情も異なるので見ているだけでも癒やされます。
自然を感じよう
フクロウの魅力は、その愛くるしい様子だけでなく、豊かな自然を感じさせてくれるところにもあります。普通の小鳥と違い、飼いならされた愛くるしさとは別の魅力があるのがフクロウです。流木などの止まり木に止まる姿からは雄大な大自然を感じさせてくれますよ。
フクロウ用の冷凍フードも登場
フクロウの餌は、犬や猫のような専用のフードがあるわけではなく、肉です。しかもスーパーで売っているような血抜きをした肉ではなく、ラットやウズラなどを飼い主さんが切り分けて与えなければならず、その点で抵抗がある人が多かったようです。
しかし、フクロウの飼育熱が高まるにつれ、ラットやウズラをミンチにした冷凍の餌が発売されるようになりました。
フクロウ飼育のはじめ方
まず、フクロウカフェへ行ってみよう!
フクロウは飼ってみたい、でも、いきなり飼うのは心配。そんな方は、まずフクロウカフェで実際に触れ合ってみませんか?
フクロウカフェには様々な種類のフクロウがいます。また、知識が豊富なスタッフもいらっしゃいますので、自分に合ったフクロウを探すにはピッタリです。
フクロウカフェは人気で各地にありますので、フクロウとの触れ合えて1000円前後とリーズナブルで利用しやすくなっています。
飼育に必要なものは?
フクロウの個体は、種類によって15万円~40万円くらいになります。フクロウ用のケージは猛禽類向けの大型ケージで3.5万円位~になります。ストレスをためないよう時々は部屋に放してあげる際の止まり木も用意しましょう。フクロウの餌のラットやウズラはを与えるか、フクロウ用の冷凍フードなどがあるので利用すると良いでしょう。
詳しい飼育方法などは、フクロウカフェや猛禽類専門のペットショップで聞けば、餌の購入ルートや、フクロウを診てくれる動物病院など詳しく教えてもらえるので相談してみましょう。
まとめ
フクロウの飼育は、普通の小鳥を飼うのに比べれはお金もかかりますし難しいのは事実です。それでも、野性味と相反する癒し系の愛くるしさが同居したフクロウとの暮らしは、とっても魅力的ですよ。
もし、フクロウの飼育に興味を持っていただけたら、まずフクロウに会ってみることから始めてみませんか?